ハッシュタグの「#」とシャープ「♯」の違いは?名前と見分け方を解説

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ハッシュタグの#と音楽の♯が別の文字であることを示す比較図 身近な疑問

「#」と「♯」は形がよく似ているため、「どちらもシャープなのでは?」「#の名前がハッシュタグなの?」と迷いやすい記号です。

結論からいうと、「#」と「♯」は文字として別物です。Unicodeでは「#」がU+0023 NUMBER SIGN、「♯」がU+266F MUSIC SHARP SIGNとして、それぞれ別の文字に割り当てられています。

SNSなどでハッシュタグを作るときに使われるのは「#」です。一方、音楽で音を半音高くするシャープの記号は「♯」です。

ただし、電話や通信機器の案内では「#」を「シャープ」と呼ぶ例もあります。そのため、呼び方だけで同じ文字だと判断せず、正式な文字名や使われている場面を分けて考えることが大切です。

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ハッシュタグの「#」とシャープ「♯」は別の文字

まず押さえておきたいのは、「#」と「♯」は単に形が少し違うだけではなく、Unicode上でも別々に定義された文字だという点です。

  • 「#」:U+0023 NUMBER SIGN
  • 「♯」:U+266F MUSIC SHARP SIGN

Unicodeでは「#」の項目と音楽用の「♯」が分けられており、音楽のシャープを表す文字としてはU+266Fの「♯」が用意されています。

使用場面で考えると分かりやすく、SNSなどで「#」を語句の前に付ける場合はNUMBER SIGNの「#」、楽譜などで音を半音高くする場合はMUSIC SHARP SIGNの「♯」です。

ハッシュタグの「#」と音楽の「♯」は、似て見えても同じ記号ではありません。

「#」「♯」「#」の名前と違い

「#」と「♯」を調べていると、さらに全角の「#」を見かけることがあります。3つを並べると似ていますが、Unicode上ではそれぞれ区別されています。

文字 Unicode上の名前 コードポイント 代表的な用途
# NUMBER SIGN U+0023 ハッシュタグなど
MUSIC SHARP SIGN U+266F 音楽のシャープ
FULLWIDTH NUMBER SIGN U+FF03 「#」の全角版

この違いを知っておくと、見た目だけでなく文字情報からも判断できます。

「#」の正式名はNUMBER SIGN

「#」のUnicode上の正式な文字名はNUMBER SIGNです。日本語では「ナンバーサイン」や「番号記号」と説明すると意味をつかみやすいでしょう。

一方で、「hash(ハッシュ)」や「hashtag(ハッシュタグ)」、「octothorpe(オクトソープ)」など、別の呼び方もあります。Unicodeにもこれらの一部が別名として掲載されています。

ここで大切なのは、正式なUnicode名と、日常的・慣用的に使われる呼び方を同じものとして扱わないことです。「#はNUMBER SIGNだからハッシュと呼んではいけない」という意味ではありません。

「♯」はMUSIC SHARP SIGN

「♯」のUnicode上の正式な文字名はMUSIC SHARP SIGNです。

音楽では、シャープは音を半音高くするために使われる記号です。そのため、楽譜などで使う「シャープ」という意味の文字を正確に示したい場合は「♯」になります。

つまり、「#」を見て形が似ているから音楽のシャープと同じ文字だと考えるのではなく、音楽記号としてのシャープは「♯」と区別すると分かりやすくなります。

「#」は「#」の全角版

全角の「#」にも、Unicode上ではU+FF03 FULLWIDTH NUMBER SIGNという別のコードポイントがあります。

「#」は「#」の全角版として位置付けられているため、「#」と「#」は文字コード上では別ですが、今回比較している音楽記号の「♯」とはまた別の関係です。

今回の違いを整理すると、「#」と「#」は半角・全角の関係、「♯」は音楽用の別記号と考えると混同しにくくなります。

「#」そのものとハッシュタグはどう違う?

記号#と#を付けた語句の関係を示す図

「#」を見ると、その記号そのものを「ハッシュタグ」と呼ぶことがあります。しかし、SNS上の仕組みとして説明する場合は、「#という文字」と「ハッシュタグ」を分けて考えると分かりやすくなります。

ハッシュタグは「#」を付けた語句を指す

Xでは、#を先頭に置いた単語やフレーズをハッシュタグとして説明しています。YouTubeでも、#から始まるキーワードをハッシュタグとして案内しています。

たとえば「#」だけを見る場合は記号そのものですが、「#」を語句の前に付けたまとまりは、SNS上ではハッシュタグとして扱われます。

「#」は記号そのもの、「#を付けた語句」はハッシュタグ、というように分けて考えると整理しやすくなります。

なお、各SNSでどの文字までハッシュタグとして認識されるかといった細かな仕様はサービスごとに変わる可能性があります。今回の記事では、現在確認できている「ハッシュタグに#を使う」という基本的な違いまでを扱います。

「#」をハッシュ・ハッシュタグと呼ぶ場合もある

「#」を「ハッシュ」と呼ぶことはあります。また、UnicodeでもU+0023の別名の一つとして「hashtag」が掲載されています。

そのため、「#をハッシュタグと呼ぶのは完全な間違い」と断定するのも適切ではありません。

ただし、文字の正式なUnicode名を説明する場合はNUMBER SIGN、SNS上の機能を説明する場合は「#を付けた語句がハッシュタグ」と分けると、意味の違いが伝わりやすくなります。

「#」と「♯」の見分け方

#と♯の字形の違いと文字情報での確認方法を示す比較図

画面や印刷物で「#」と「♯」を見分けたいときは、まず形を手がかりにできます。ただし、見た目だけを絶対的な判定方法にはできません。

線の傾きは見分ける目安になる

一般的な字形では、「♯」は横方向の線が右上がりになり、「#」は横方向の線が水平に見えることがあります。この違いは、2つを見分けるときの分かりやすい目安です。

ただし、Unicodeのコード表に掲載される字形は代表的な形であり、すべてのフォントでまったく同じ形になるわけではありません。表示するフォントによって、線の角度や太さなどが変わることがあります。

そのため、線の傾きは見分けるヒントにはなりますが、100%確実な判定基準にはしない方が安全です。

迷ったときは文字情報を確認する

形だけでは判断しにくい場合は、文字そのもののUnicode名やコードポイントを確認すると明確に区別できます。

  • U+0023なら「#」のNUMBER SIGN
  • U+266Fなら「♯」のMUSIC SHARP SIGN
  • U+FF03なら全角の「#」のFULLWIDTH NUMBER SIGN

文字をコピーできる環境なら、見た目だけで判断せず、文字情報を確認する方法が確実です。端末ごとの具体的な確認操作や入力方法は、今回の記事では扱いません。

電話では「#」をシャープと呼ぶ場合がある

「#と♯は別文字なのに、電話では『シャープを押してください』と言われるのはなぜ?」と疑問に感じることもあります。

実際に、日本の通信関連では「#」を「シャープ」と呼ぶ運用例があります。NTT西日本の公式機器案内にも、#に「シャープ」という呼び名を添える例があります。

そのため、電話などで「シャープ」と案内されたからといって、表示されている「#」が音楽記号の「♯」と同じ文字になるわけではありません。

ここでは、文字としての正式な区別と、特定の場面で使われる呼び方を分けることがポイントです。

ただし、「すべての電話や通信サービスで#をシャープと呼ぶ」とまでは確認されていません。個別の機器やサービスを利用するときは、その案内で示されている記号を確認してください。

まとめ|「#」と「♯」は呼び方ではなく文字そのものを分けて考える

「#」と「♯」は形が似ていますが、Unicode上では別の文字です。

  • 「#」はU+0023 NUMBER SIGN
  • 「♯」はU+266F MUSIC SHARP SIGN
  • 「#」はU+FF03 FULLWIDTH NUMBER SIGNで、「#」の全角版

SNSなどのハッシュタグには「#」が使われ、音楽のシャープには「♯」が使われます。一方、電話など特定の場面では「#」を「シャープ」と呼ぶこともあります。

呼び方だけで判断せず、使われている場面と文字そのものを分けて考えると混同しにくくなります。見た目で迷うときは、Unicode名やコードポイントを確認すると「#」「♯」「#」を明確に区別できます。

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