名前に使われている「濵」という字をスマホで入力したいのに、変換候補に出てこなくて困ったことはありませんか?
履歴書や申込フォーム、SNSのプロフィールなどでは、「浜」や「濱」ではなく、普段使っている「濵」を正しく入力したいこともありますよね。
結論からいうと、一度だけ使うならコピペ、何度も使うならユーザー辞書への登録が簡単です。
この記事では、「濵」の出し方をiPhone・Android向けにわかりやすく紹介します。
また、「浜」「濱」「濵」の違いや、文字化けして「?」や「□」になってしまう場合の対処法もまとめました。
まずは、今すぐ使いたい方のために「濵」を置いておきます。
すぐ使いたい方へ|「濵」をコピーできます

コピペ用「濵」
こちらが今回入力したい文字です。
濵
スマホでは「濵」を長押しして選択し、「コピー」をタップしてください。
そのままLINEやメール、メモ、入力フォームなどに貼り付けられます。
似ている3つの文字も並べておきます。
| 種類 | 文字 |
|---|---|
| 現在一般的に使われる字 | 浜 |
| 旧字体 | 濱 |
| 「濱」の異体字 | 濵 |
文化庁の常用漢字表では「浜(濱)」という字体関係が示されています。また、「濱」と「濵」には別々の文字コードが割り当てられているため、スマホ上でも別の文字として扱われます。
「濵」と「濱」を間違えないように確認しよう
「濵」と「濱」はとてもよく似ています。
小さなスマホ画面では見分けにくいため、名前などに使う場合は特に注意してください。
濱
濵
上の2文字は同じものではありません。
「濵」は「濱」の異体字として扱われる字で、文字情報基盤でも「濱」と「濵」はそれぞれ別の文字として登録されています。
戸籍や本人確認書類など、正確な氏名表記が必要な場面では、見た目だけで判断せず、手元の正式な書類と照らし合わせてくださいね。
スマホで「濵」を出す4つの方法
1.「はま」「ひん」で変換してみる
まず試したいのが、普通の漢字変換です。
スマホで
「はま」
と入力して変換候補を確認してみましょう。
「浜」「濱」と一緒に「濵」が候補に出てくる端末もあります。
また、「濵」には「ヒン」という音読みもあります。文字情報基盤でも訓読みは「はま」、音読みは「ヒン」とされています。
そのため、
「ひん」
と入力して変換候補を確認する方法も試してみてください。
ただし、どちらで変換できるかは使用しているキーボードや辞書によって異なります。
「はま」で見つからなくても、「このスマホでは絶対に入力できない」という意味ではありません。
名字から「濵」を探す方法もある
「はま」だけでは候補が少ない場合は、
- はまだ
- はまぐち
- はまの
- はまさき
など、「はま」を含む名字として変換してみる方法もあります。
使用している日本語入力によっては、人名として変換することで普段表示されない漢字が候補に出てくることがあります。
目的の「濵」が出たら、余分な文字だけ削除すればOKです。
それでも出ない場合は、次のユーザー辞書登録が確実です。
2.ユーザー辞書に「濵」を登録する
名前などで「濵」を何度も使うなら、ユーザー辞書への登録がいちばん便利です。
最初に一度登録してしまえば、その後は「はま」と入力するだけで「濵」を呼び出しやすくなります。
iPhoneの場合
iPhoneでは、
設定 → 一般 → キーボード → ユーザ辞書
と進みます。
「+」をタップしたら、
- 単語:濵
- よみ:はま
と入力して保存します。
Appleも、ユーザ辞書に「単語」と「よみ」を登録する方法を公式に案内しています。
登録したあとは、「はま」と入力して変換候補を確認してみましょう。
名前に「濵」が入っていて何度も入力する方には、とても使いやすい方法です。
Androidの場合
Androidは、機種や使用しているキーボードによって設定方法が異なります。
Gboardを使っている場合は、キーボードの設定から「単語リスト」や個人用の辞書設定を確認してください。
Androidの場合はメーカーやOSのバージョンによってメニュー名が違うことがあるため、「設定に書いてある場所が見つからない」という場合でも心配はいりません。
Gboardなど、実際に使用しているキーボード側の設定を開いて探すのがポイントです。
3.手書き入力で「濵」を探す
変換で見つからない場合は、手書き入力も便利です。
「読み方はわかるけれど候補に出てこない」という漢字を、直接画面に書いて探せます。
iPhoneの場合
iPhoneでは、
設定 → 一般 → キーボード → キーボード → 新しいキーボードを追加
から別言語のキーボードを追加できます。Appleもこの手順を公式に案内しています。
中国語系の手書き対応キーボードを利用できる環境であれば、画面に「濵」の形を書いて候補を探す方法があります。
追加したキーボードは、文字入力画面の地球儀マークなどから切り替えられます。
なお、キーボードの種類や利用できる入力方式はiOSのバージョンなどで変わる場合があります。
Androidの場合
AndroidでGboardを使用している場合は、対応している言語で手書きレイアウトを有効にできます。
Google公式ヘルプでは、Gboardの「設定」から「言語」を選び、「手書き」レイアウトを有効にする手順が案内されています。
指やタッチペンで文字を書いて、候補の中から「濵」を探してみましょう。
4.コピペして使う
「今すぐ1回だけ使えればいい」という場合は、コピペが一番簡単です。
もう一度置いておきます。
濵
この文字をコピーして、そのまま必要な場所へ貼り付けてください。
たとえば、
- LINE
- メール
- SNS
- メモ
- Webフォーム
などで利用できます。
さらに、この「濵」をコピーしたあと、そのままユーザー辞書の「単語」欄へ貼り付ければ、正しい文字を登録できます。
「変換で探すのが大変」という方は、まずコピペしてしまうのがおすすめですよ。
「浜」「濱」「濵」の違いは?
「濵の旧字を出したい」と検索している方も多いのですが、ここは少し整理しておきましょう。
「浜」は現在一般的に使われる字体
普段よく見るのが、
浜
です。
文化庁の常用漢字表に掲載されている字体はこちらで、「浜(濱)」という形で旧字体との関係も示されています。
新聞や学校、一般的な文章などでは「浜」がよく使われます。
「濱」は「浜」の旧字体
こちらが、
濱
です。
「浜」の旧字体にあたります。
現在でも名字、店名、地名などで見かけることがあります。
「濱」のUnicodeはU+6FF1で、文字情報基盤ではJIS X 0213の第2水準として登録されています。
「濵」は「濱」の異体字
そして今回紹介しているのが、
濵
です。
「濵」は「濱」と形のよく似た異体字です。
台湾教育部の「異體字字典」でも「濵」は「濱」の異体として掲載されています。
日本の文字情報基盤では「濵」そのものにも個別の文字情報があり、UnicodeはU+6FF5です。
つまり、
浜・濱・濵は、スマホやパソコン上では同じ文字として扱われるわけではありません。
名前に使う場合は特に、勝手に別の字へ置き換えず確認することが大切です。
「濵」は「まゆはま」と呼ばれることがある
「濵」を探していると、「まゆはま」という言葉を見かけることがあります。
これは「濱」と見分けるために使われることがある呼び方ですが、正式な漢字の読み方ではありません。
正式な読みとしては「はま」、音読みでは「ヒン」が確認できます。
「まゆはま」と検索してこの記事にたどり着いた方も、探している字が本当に
濵
なのか、手元の氏名表記などと見比べて確認してくださいね。
「濱」と「濵」はUnicodeも違う
見た目が似ている「濱」と「濵」ですが、文字コードも異なります。
| 文字 | Unicode |
|---|---|
| 浜 | U+6D5C |
| 濱 | U+6FF1 |
| 濵 | U+6FF5 |
文字情報基盤では「浜」はJIS第1水準、「濱」は第2水準、「濵」は第3水準として登録されています。
普段はここまで覚える必要はありません。
ただ、「濱を入力したつもりなのに濵と違っていた」という場合には、文字コードを確認すると別の文字だと判断できます。
「濵」が変換候補に出ないときの対処法

以前は出たのに出なくなった場合
スマホの日本語入力は、普段の入力内容をもとに変換候補を調整することがあります。
そのため、以前は「濵」が見つかったのに、最近は「浜」ばかり上位に表示される、といったことも考えられます。
候補を最後まで確認してみてください。
それでも毎回探すのが大変なら、ユーザー辞書に「濵」を登録してしまうのが簡単です。
Gboardにも学習した単語を管理する仕組みがあり、Googleは保存された単語を削除できる設定を案内しています。
端末・OS・フォントによって表示が違うことがある
自分のスマホでは「濵」が表示されていても、別の端末では見え方が異なる場合があります。
文字そのものが正しく入力されていても、使用しているフォントやアプリがその字形を十分に表示できないことがあるためです。
まずは、
- OSを更新する
- アプリを更新する
- 別のアプリでも表示してみる
といった方法で確認してみましょう。
「濵」が「?」や「□」になる原因と文字化け対策
LINE・メール・SNSで文字化けする場合
「濵」を送ったのに、相手には
?
や
□
のように表示されることがあります。
こうした場合は、送信した文字そのものよりも、受信側のOS・アプリ・フォントなどの表示環境が関係している可能性があります。
大切な名前を送る場合には、
濵(はま)
のように読み方も添えておくと、万が一表示できなくても意味が伝わりやすくなります。
どうしても正確な字形を見てもらう必要がある場合は、文字だけではなく画像を一緒に送る方法もあります。
PDFや印刷では事前確認がおすすめ
画面では「濵」が正しく見えていても、PDF化や印刷をすると見え方が変わる場合があります。
履歴書や申込書など大切な書類の場合は、送信前にPDFを開き直したり、一度印刷して確認したりすると安心です。
特に氏名欄は、
浜・濱・濵のどれになっているか
を拡大して確認してください。
役所・銀行などでは提出先のルールを確認する
役所、金融機関、保険、各種Webサービスなどでは、利用しているシステムによって入力できる文字が異なる場合があります。
「濵」が入力できないからといって、自己判断で必ず「浜」や「濱」に変更してよいとは限りません。
氏名など正式な情報を登録する場合は、
「戸籍では『濵』ですが、このフォームでは入力できません」
と提出先やサービス提供者へ確認するのが確実です。
パソコン・Wordで「濵」を出す方法
スマホだけでなく、パソコンで「濵」を入力したいこともありますよね。
まずは「はま」「ひん」で変換する
Windowsなどでも、最初は「はま」または「ひん」と入力して変換候補を確認してみましょう。
出てこない場合は、この記事の「濵」をコピーして貼り付ける方法が簡単です。
濵
頻繁に使うなら、使用している日本語入力システムの辞書へ登録しておくと便利です。
WordならUnicodeから入力する方法もある
Microsoft Wordでは、Unicodeの16進コードを入力してからAlt+Xを押すことで、対応する文字へ変換できます。
「濵」の場合は、
6FF5
と入力してから、
Alt+X
を押します。
環境やフォントが対応していれば「濵」に変換されます。
「濱」の場合は、
6FF1 → Alt+X
です。
2つを間違えたくないときにも便利ですね。
「濵」についてよくある質問

「濵」と「濱」は同じ字ですか?
完全に同じ文字コードではありません。
「濵」は「濱」の異体字として扱われますが、Unicodeでは「濵」がU+6FF5、「濱」がU+6FF1と、それぞれ別の文字が割り当てられています。
氏名などでは、どちらが使われているか確認したほうが安心です。
戸籍が「濵」の場合、「浜」や「濱」で代用できますか?
手続きによって扱いが異なる可能性があるため、提出先への確認がおすすめです。
オンラインフォームで「濵」が入力できない場合でも、自分の判断だけで別の字に変更せず、「どの表記で登録すればよいか」を問い合わせましょう。
「濵」は名前や名字にも使われていますか?
はい。「濵」は氏名などで使われることがある文字です。
文字情報基盤にも「濵」の戸籍統一文字番号や住基ネット統一文字コードなどの情報が登録されています。
そのため、「家族の名字では昔から濵を使っている」という方がスマホ入力で困ることもあります。
壽・德・齋・﨑なども同じ方法で入力できますか?
基本的な探し方は応用できます。
難しい漢字や普段変換に出にくい字でも、
- 読みから変換する
- ユーザー辞書へ登録する
- 手書き入力を試す
- 正しい文字をコピーして保存する
といった方法が役立ちます。
ただし、似た字でも文字コードや正式な扱いが異なる場合があります。
名前に使う漢字は、必ず正しい字形を確認してから登録してください。
まとめ|「濵」が出ないときはコピペか辞書登録が簡単
スマホで「濵」が出せないときは、次の方法を試してみてください。
- 「はま」「ひん」で変換する
- ユーザー辞書へ「濵」を登録する
- 手書き入力で探す
- 「濵」をコピーして貼り付ける
急いでいる方は、こちらからコピーできます。
濵
一度だけ使うならコピペで十分です。
名前などで何度も入力するなら、ユーザー辞書に「濵」を登録しておくと、その後の入力がかなり楽になります。
そしてもうひとつ覚えておきたいのが、
浜・濱・濵は見た目が似ていますが、同じ文字ではない
ということです。
特に履歴書、役所への提出書類、銀行や保険など氏名を正確に記載する場面では、手元の正式な表記と見比べて確認してくださいね。
これで「濵が出てこない!」と困ったときも、慌てず入力できるはずです。

