25kgと聞いて、「重そうだけど、実際どれくらい?」とピンとこない方も多いかもしれません。スーパーで買うお米や水、筋トレのダンベル、あるいはお子さんの体重など、日常の中に“25kg”の場面は意外とたくさんあります。でも実際に持ってみると「こんなに重いの⁉」と驚く方も。
この記事では、25kgの重さを身近なものでイメージしたり、女性や高齢者が扱える目安、宅配便で送れるかどうか、さらには筋トレや仕事での扱い方まで、やさしく丁寧にご紹介します♪
25kgってどれくらいの重さ?まずは感覚的にイメージしよう

25kg=何リットル?水やお米で例えると?
25kgというと、数字だけではなかなか想像しづらいですよね。でも、私たちの身近なもので考えるとグッと分かりやすくなります。たとえば、水なら25リットル分とほぼ同じ重さになります。水は1リットル=約1kgなので、バケツに入れた水25杯分ともいえます。
お米で言うと、スーパーなどでよく見る5kg入りの袋が5つで25kgです。ずっしりした袋が5つもあると、想像以上のボリューム感があることがわかります。
スーツケース・灯油缶・ペットボトルで比較しよう
旅行用の大きめスーツケースをいっぱいに詰めると、だいたい20〜25kgになります。空港で預け荷物の重量制限ギリギリに近い重さといえば、ピンとくる方も多いかもしれませんね。
また、寒い時期に使う灯油缶1缶(18L)はおよそ18kgなので、それより少し重い感じ。2Lのペットボトルで換算すると、なんと12〜13本分にもなります。ペットボトルを両手いっぱいに持った状態を想像すると、相当な重さであることが実感できるでしょう。
さらに、保育園や小学校で使う「防災リュック」なども中身を詰めると10kg近くになることがあります。それを2〜3個分合わせた重さが25kg。こうした身近な例で考えると、イメージしやすくなりますね。
引っ越し・買い物で登場する25kgの実例
実生活でも、25kgという重さに出会うシーンは意外とたくさんあります。たとえば、引っ越し時にまとめた段ボールの中には、本や食器を詰め込みすぎて25kgを超えてしまうこともあります。特に本は見た目以上に重くなりやすいので注意が必要です。
また、コストコや業務スーパーなどで大量購入した際、大袋の米やペットボトルのまとめ買いをすると、合計で25kgを軽く超えることも珍しくありません。
育ち盛りのお子さんがいるご家庭では、毎日の買い出しで飲料や食材を多く持ち帰ることも多く、「今日は腕がパンパン…」なんて日もあるかもしれませんね。そんなとき、「あ、今日の荷物って25kgくらいあったかも」と実感できるはずです。
女性や高齢者でも25kgは持てる?無理なく持つ重さの目安
成人女性・高齢者が持ち上げられる重さの基準
一般的に、成人女性が無理なく持てる重さは10〜15kg程度とされています。これは、日常的な買い物袋や子どもの抱っこをイメージするとわかりやすいかもしれません。買い物で2Lのペットボトルを3〜4本持ったときのずっしり感がちょうどそれくらいの重さです。
一方、高齢者になると筋力やバランス能力が低下するため、さらに軽い5〜10kg程度が無理なく持てる目安とされています。特に骨密度が低下しやすい女性は、転倒や腰痛リスクも考慮する必要があります。25kgはその2〜3倍の重さですので、「ひとりで持つ」のはかなり負担が大きく、慎重な対応が必要です。
「持ち上げる」と「運ぶ」は別の動作
“持ち上げる”ことと”運ぶ”ことはまったく別の動きで、必要な筋力やバランス感覚も違います。たとえば、25kgの米袋を床から持ち上げるのは大変でも、キャリーカートに載せて転がすだけなら、力のない方でも比較的ラクに扱えます。
また、持ち上げる高さによっても難易度が変わります。低い位置から腰の高さまで上げるだけでも一苦労ですが、棚に載せるなど高い位置に上げようとすると、かなりの腕力や体幹が求められます。力に自信がない方は、無理に持ち上げるのではなく、補助器具を使うのが安心です。
安全に持ち上げるためのポイントと注意点
25kgのような重いものを持つときは、体への負担を最小限にするための工夫が必要です。以下のポイントを参考にしてください:
- なるべく腰を落とし、ひざをしっかり曲げて持ち上げましょう。背筋を伸ばすのがポイントです。
- 腰だけを曲げて持ち上げると、ぎっくり腰の原因になることがあります。
- ひねりながら持ち上げるのはとても危険です。必ず正面から持つようにしましょう。
- 荷物が大きくて持ちづらい場合は、タオルや滑り止め付きの手袋を使うと安定感が増します。
- 持ち上げる前に、一度荷物の重さやバランスを確認しておくと、転倒や落下のリスクを減らせます。
また、25kgを1人で持つのではなく、2人以上で協力して持つという選択肢も忘れずに。重さは分け合えばぐっと楽になりますよ。
25kgの荷物は宅配便で送れる?配送サービス別の対応まとめ
ヤマト・佐川・ゆうパックの重量制限とは
ヤマト運輸の宅急便では、1個あたりの荷物の重量制限が25kgまでとなっているため、25kgぴったりの荷物はギリギリセーフという扱いになります。佐川急便やゆうパック(日本郵便)も、ほぼ同様に「25kgまで」という基準が設けられており、基本的には発送可能です。
ただし、重量だけでなくサイズ(縦+横+高さの合計が160cm以内など)にも制限があるため、重くて大きい荷物の場合は、重さをクリアしていてもサイズオーバーで受け付けてもらえないことがあります。特に引っ越し時やまとめ買い商品を発送する際には、重さとサイズの両方を事前に確認しておくのがおすすめです。
また、運送会社によっては、重い荷物を運ぶ場合に”重量物割増”や”特別取扱”となることもあります。これにより、通常よりも送料が高くなったり、集荷対象外地域があることも。営業所に直接持ち込むことで発送可能になるケースもあるため、事前の問い合わせが安心です。
25kgを超えたらどうなる?チャーター便や家財便の選択肢
荷物が25kgを超えてしまうと、多くの宅配便サービスでは通常の取り扱いができなくなります。そうした場合は、”チャーター便”や”大型配送サービス”の利用が検討されます。たとえば、ヤマト便(B2便)や佐川の飛脚ラージサイズ宅配便、家財宅急便などが代表的です。
これらは重量制限が30〜50kg、あるいはそれ以上にも対応しており、大型家具や家電の配送でも利用されます。ただし、料金が高めになることや、通常の宅配便よりも配送日数が長くなる可能性があるため、コストと納期のバランスを見て選ぶことが大切です。
また、近距離であれば軽トラ便や地域の運送業者によるスポット便など、地元密着型の選択肢もあります。大型荷物に慣れている業者であれば、梱包サポートや設置サービスが含まれていることもあり、安心して任せられます。
梱包時に気をつけたいポイント(破損・怪我・サイズオーバー)
25kgの荷物はずっしりと重いため、梱包が不十分だと持ち上げたときにダンボールの底が抜けてしまったり、箱が潰れて中身が壊れたりすることもあります。安全に送るためには、以下のような工夫が重要です
- ダンボールは厚手で丈夫なものを選びましょう。2重にするのも効果的です。
- 底面にはガムテープを「十字貼り」「H貼り」などでしっかり補強。
- 中身が動かないように、隙間には新聞紙や緩衝材(プチプチ)を詰めると安心。
- 持ち手をつけたい場合は、布製の取っ手や専用のベルトを使うと便利です。
- 「重量あり」「下積み厳禁」などの注意喚起ラベルを貼ると、配達員の方にも親切です。
また、重量があると持ち運ぶ際に腰や手首に負担がかかるため、自分で持ち上げる前に試しに片方だけ持って重さを感じておくと、無理をせずに済みます。
筋トレやダイエットでの「25kg」の重さの意味とは?
25kgダンベルはどのレベル?男女別の目安
25kgのダンベルは、筋トレ上級者向けの重さとされ、特に女性にとっては大きなチャレンジとなる重さです。たとえば、一般的なフィットネスジムに通う女性の多くは、まず1〜2kgの軽いダンベルからスタートします。そこから3kg、5kg、7kgと徐々に重さを上げていくのが理想的な流れです。
男性の場合でも、筋トレ初心者がいきなり25kgのダンベルを扱うのは難しく、正しいフォームを維持するためには、ある程度の筋力と経験が必要になります。特に「片手で持ち上げる」場合は、肩・腕・背中の筋肉がバランスよく鍛えられていることが前提です。
また、25kgのダンベルは重量感があるため、フォームを崩すと腰や関節を痛めるリスクも高くなります。安全面にも十分に配慮し、無理のない重量設定でトレーニングを行うことが重要です。
ダイエットで「-25kg」はどれくらいすごい?
体重を25kg減らすというのは、見た目にも健康面にも大きな変化をもたらす、大きな目標といえます。たとえば体重80kgの方が55kgになる、または60kgの方が35kgになるといった変化です。
このような大幅な減量は、半年〜1年単位の長期間でゆっくりと達成していくのが理想です。無理な食事制限や過度な運動はリバウンドや体調不良の原因となるため、栄養バランスを保ちながら、運動習慣を身につけることがポイントになります。
また、25kg減量すると、見た目の変化だけでなく、血圧・血糖値・コレステロール値などの健康指標も改善することが多く、医師からの評価が上がるケースもあります。努力が確実に健康につながる目標として、無理なく継続できる方法を選びましょう。
筋トレ初心者〜上級者までの扱い方と注意点
初心者:1〜3kgの軽いダンベルからスタートし、フォーム重視で回数をこなすことが大切です。正しい姿勢と動作を覚えることで、ケガを防ぎやすくなります。
中級者:徐々に10〜15kgの中重量を扱えるようになってきます。複数の部位を同時に鍛えるコンパウンド種目(ベンチプレス、スクワットなど)にも挑戦できるレベルです。
上級者:25kg以上の高重量でのトレーニングが可能になります。ただし、無理をして回数を増やすのではなく、負荷を維持したまま適切なフォームを守ることが最優先。トレーニングベルトやリストストラップを使って体への負担を軽減することも効果的です。
また、どのレベルにおいても、準備運動とストレッチをしっかり行うこと、週に1〜2日はしっかり休息を取ることも、筋力アップやケガ防止には欠かせません。
子ども・ペットの体重で25kgってどのくらい?

子どもの年齢別平均体重と25kgの比較
だいたい7〜8歳くらいのお子さんの体重が25kg前後です。小学校低学年の子を抱っこするのと同じくらいの重さと考えると、実感しやすいですね。
さらに詳しく見てみると、3歳児の平均体重は約14〜15kg程度、5歳児で18〜20kg、そして小学校入学前後の6〜7歳でおおよそ22〜25kgに達します。つまり、25kgは就学児の標準的な体重に該当します。
実際に25kgの子どもを抱えると、動き回ることや体重の偏りなども加わり、ただの”重さ”以上に負担を感じることがあります。特に階段の上り下りや寝かしつけの時などは、筋力と体幹が求められます。
犬・猫などのペットで25kgはどれくらいの大きさ?
ペットの場合、25kgは中〜大型犬にあたります。たとえば、ラブラドール・レトリバーやゴールデン・レトリバーの小柄な個体、シベリアンハスキーのメス成犬などがちょうどそのくらいの体重です。
一般的に、犬の体型は人間と違い縦長で重心も低いため、持ち上げる際はバランスを取りづらく、想像以上に大変です。猫の場合は25kgになることはほとんどありませんが、太った猫2〜3匹を同時に抱えると、近い重さになるかもしれません。
また、動物はじっとしてくれないことが多いため、急に暴れたり体重をかけたりすることで、腕や腰に負担がかかる場合もあります。
25kgの子や犬を「抱える」とどれくらい大変?
25kgという重さを人や動物として抱えるとき、単なる”荷物”とは違い、体が動く・重心が安定しないという点で難しさがあります。
たとえば、お子さんを抱っこして歩くのは短時間であれば可能でも、10分以上になると「肩が張る」「腰にくる」といった声が多くなります。犬の場合も同様で、急な段差や階段を抱えて登るのはかなりの体力を使います。
長時間の抱っこは筋肉の緊張が続くため、抱える側の体調や筋力によっては負担が蓄積されやすいです。無理せず、必要に応じて休憩を挟んだり、スリングやペットキャリーを活用するとよいでしょう。
また、子どもや犬を長時間抱くときには、手の位置や姿勢も重要です。背中を丸めたり片方に重心が偏ると腰痛の原因になりますので、しっかりと体に密着させて、両手で支えるようにしましょう。
資格試験や仕事で25kgが関係する場面とは?
介護・物流・警察官などでの基準
介護職や倉庫作業、警察官・自衛官などの体力試験では、「25kg以上の荷物を持ち上げられること」や「一定距離を運搬できること」が条件として求められることがあります。たとえば介護現場では、ベッドから車椅子への移乗や、患者さんの体位変換を行う際に、25kg以上の力が必要になる場面もあります。
倉庫や物流業界では、段ボールや商品を高い棚へ持ち上げたり、積み下ろし作業などで25kg前後の荷物を繰り返し扱うため、筋力だけでなく体幹の安定性や持久力も求められます。また、警察官や消防士の試験では、救助訓練や装備を背負っての移動が含まれる場合があり、25kgを超える荷重を背負っての訓練を想定している場合もあります。
これらの職種では、実技試験に加えて、事前の健康診断や筋力テストが実施されることもあるため、事前の体力づくりが重要になります。
国家試験に「25kg以上の持ち上げ」課題がある資格とは?
介護福祉士、理学療法士の実技研修、一部の運輸系(トラックドライバーやフォークリフト運転技能講習など)の資格試験では、重量物の取り扱いが評価されることがあります。消防・警察関連では、階段昇降や人形搬送テストの中で、25kg以上の模擬患者や装備を用いたトレーニングが組み込まれていることも。
また、空港の手荷物検査員や、重量物を扱うメーカーの技術職・整備職などの職種でも、実務に近いかたちで持ち上げ試験や作業デモンストレーションが求められる場合があります。各試験機関の公式サイトや過去の受験者レポートなどを参考に、内容をあらかじめ確認しておくと安心です。
体力試験や採用条件でよく出る重さの理由
25kgという数値は、現場で実際に扱う荷物の「平均的な上限」として設定されることが多く、体力がどの程度あるかを判断する“わかりやすい基準”として活用されています。たとえば、災害現場で瓦礫を運ぶ、倉庫で重量物を積み下ろす、交通誘導時に重機器を扱うなど、実際の業務では25kg相当の物体を安定して扱えるかどうかが、安全性や作業効率に直結するためです。
また、25kgは「自力で扱えるかどうかの境界線」ともいわれており、それを超えるとチームでの作業や道具の使用が推奨されるラインでもあります。だからこそ、個人の限界に近い25kgという重さが、採用条件やトレーニングの中でも評価指標となっているのです。
これからそうした職種や資格を目指す方は、日々の生活の中で少しずつ荷物を持ったり、筋トレを取り入れたりして、25kgに慣れていくことが合格や現場適応への近道になります。
25kgは重すぎる?扱いやすくする工夫と便利グッズ
キャリーカートや持ち手ベルトの活用法
25kgという重さになると、持ち上げること自体が大きな負担になります。そこで活躍するのがキャリーカートやキャリー付きのバッグです。キャスターがしっかりしたタイプや、段差に強い大型タイヤ付きのモデルなど、シーンに応じた種類が増えています。
特に女性や高齢者向けには、軽量でコンパクトに折りたためるタイプが人気です。買い物や旅行、キャンプ時の荷物運搬にも便利で、1台持っておくと非常に重宝します。また、持ち上げる動作そのものを軽減できる「持ち手ベルト」や「荷物サポートハンドル」もおすすめ。段ボールの持ち上げなどで指が痛くなるのを防げます。
さらに、背中や肩への負担を減らすためのリュックタイプのキャリーや、リフト付きのカート(電動アシスト機能付き)など、最近では多機能タイプも登場しています。用途に応じた最適な道具を選びましょう。
分割して持つコツ・重さを分散する工夫
25kgの荷物をそのまま持つよりも、2つや3つに小分けすることで体への負担はかなり軽減されます。たとえば、お米25kgなら5kgずつの袋に小分けすることで、日常的に扱いやすくなります。
また、持ち手付きのバッグやトートに分散して入れると、重さが分散され、腰や手首への負担が減ります。片手にすべての重さが集中しないよう、左右バランスよく持つこともポイントです。
登山用や介護用の収納ケースのように、背中や腰にフィットするデザインを選べば、重心が安定して持ち運びやすくなります。分割する際には、内容物が偏らないように注意し、底が抜けないよう補強しておくと安心です。
腰痛・手首の負担を減らすグッズ紹介
25kgの荷物を持つときに腰や手首に負担がかかるのは避けられませんが、補助グッズを使えばかなり楽になります。代表的なのは「腰痛予防ベルト」や「骨盤サポーター」で、腰回りをしっかりと固定してくれるため、無理な姿勢でもケガを予防できます。
また、リストサポーターやパワーグリップ付きの手袋は、重い荷物を長時間持つときに指や手首の疲れを軽減するのに効果的です。滑り止め加工があるタイプだと、しっかりと握れるので安心感もアップします。
最近では、手のひらや指の形にフィットするエルゴノミクス設計のグッズや、女性の手に合う小さめサイズのものも増えてきています。ネット通販やホームセンター、作業用品専門店などで気軽に入手できるので、ぜひ自分のスタイルに合ったグッズを取り入れて、無理のない運搬を心がけましょう。
25kg以上の荷物を扱うときの法律・労働基準は?
労働安全衛生法で定められた重量物の目安
日本の労働安全衛生法では、労働者の安全と健康を守るために、重量物の取り扱いに関しても明確なガイドラインが設けられています。特に女性の場合、手作業による荷の運搬は「原則として20kg以内」が望ましいとされています。これは「持ち上げ」「持ち運び」「積み下ろし」といった作業を含んだ制限です。
25kgはこの基準を明らかに上回るため、職場で女性に対して無理に扱わせることは、安全配慮義務の観点から問題となることがあります。また、男性労働者に対しても、繰り返し25kg以上を扱わせる作業は腰痛や労災のリスクが高まるため、適切な教育や補助器具の導入、作業環境の見直しが必要です。
職場で無理に持たされる場合の対応策
「持つのがしんどいけど、言いづらい……」そんな気持ちになることもありますよね。でも、無理をしてケガをしてしまってからでは遅いのです。自分の体を守るためにも、まずは直属の上司に相談してみましょう。それでも改善されない場合は、産業医や労働組合、地域の労働基準監督署に相談するという選択肢もあります。
近年では、ハラスメント対策や安全衛生への意識向上も進んでおり、「重すぎてつらい」と声を上げることは決して悪いことではありません。「誰も言ってないから…」と思わず、自分の体の声に耳を傾けてください。
女性・高齢者・障害者への配慮義務について
企業や事業主には、体力面でハンディキャップを持つ方々への適切な配慮を行う「合理的配慮」の義務があります。女性や高齢者、または身体に障がいのある方には、重労働が求められる場面で代替作業への配置転換や、機器による補助、チームでの作業体制の整備が必要です。
たとえば、荷物を持ち上げる代わりに梱包作業を担当してもらったり、電動リフターや昇降台を導入することで、安全かつ効率的に業務を行うことができます。個々の体力差に応じて、働き方を調整することが、働きやすい職場づくりにつながります。
一人ひとりが安心して働ける環境をつくるためにも、「自分には無理かも」と思った時は、我慢せずに声を上げることが大切です。
25kgの重さを疑似体験してみよう!家にあるもので再現する方法

お米5kg×5袋を使って体験してみよう
自宅に5kgのお米があれば、5袋をまとめて積み上げたり、持ち上げたりしてみましょう。ひと袋ずつは「なんとか持てる」という感覚でも、5つすべてを一度に持つと、ずっしりとした重さに驚くはずです。特に両手で持って階段を上る、車に積み込むなど、実際のシチュエーションを想定して体験すると、25kgがどれほどの重さか実感しやすくなります。
また、お米は袋の形状が柔らかくて安定しづらいこともあるため、持ちにくさを感じるのも特徴です。これにより、重さだけでなく「運びにくさ」も体感することができるのでおすすめです。持ち上げた後の姿勢やバランスも含めて、安全に取り扱うことの大切さがよくわかります。
ペットボトルや砂袋で実感できる方法
2Lのペットボトルは1本で約2kgあるため、12〜13本でちょうど25kgほどの重さになります。これを箱に詰めたり、トートバッグにまとめたりして持ってみると、腕や腰にかかる負担をリアルに体感できます。特に持ち上げたときの「ズシッ」とした感覚は印象的で、25kgがどれほど体に響くかがわかります。
また、キャンプや災害対策グッズとして使われる砂袋や水タンク(ウォータータンク)もおすすめです。水タンクであれば、中に水を入れて容量25L=約25kgとして持ち上げればOK。砂袋は小分けになっている場合が多いので、5kg×5袋をまとめて運ぶとよりリアルです。
さらに、荷物の形状が不安定なほどバランスをとるのが難しくなるので、しっかり姿勢を保つ大切さも学べます。これらの疑似体験は、重さだけでなく「扱いづらさ」に気づける良いきっかけになりますよ。
重量体験イベントや展示もおすすめ
最近では、防災フェスや物流業界の展示会などで「重量体験コーナー」が設けられていることも増えています。実際に25kgの砂袋や水タンクを使って、持ち上げ体験や運搬チャレンジができるブースもあり、お子さんから大人まで楽しみながら体験できます。
こうしたイベントでは、専門家が正しい持ち方を教えてくれることも多く、「どう持つと安全なのか」「どこに負担がかかるのか」など、日常生活にも役立つ知識が得られるのも魅力です。
さらに、消防士の訓練用装備や、防災備蓄品の実物を見て「このくらいの重さがあるんだ」と体験できる企画もあるので、興味がある方は地域イベント情報などをチェックしてみてください。家族で参加すれば、楽しみながら学べる有意義な時間になること間違いなしです。
よくある質問(Q&A)でさらに理解を深めよう
Q:女性が安全に持てる重さの上限は?
A:一般的には15kg前後が目安とされています。ただし、体格や筋力、普段の運動習慣によって大きく異なります。たとえば、普段から荷物をよく持つ人や、筋トレをしている方はもう少し重いものを扱えることもあります。大切なのは「無理をしないこと」。持ちにくい形状のものや長時間の運搬は負担が増すので、台車やリュック、取っ手付きバッグなど道具をうまく使って体への負担を減らしましょう。
Q:25kgは腰に負担がかかる重さ?
A:はい。25kgは見た目以上に腰や手首への負担が大きく、特に正しい姿勢で持ち上げないと腰痛やぎっくり腰の原因になることも。腰を曲げず、ひざを曲げて体を低くしてから持ち上げるようにしましょう。また、重心を体に近づけて、ゆっくり持ち上げるのがポイントです。不安な場合は無理せず、二人で協力して持つことも選択肢に入れてください。
Q:宅配で25kgを超えたらどうすれば?
A:一般的な宅配業者では25kgを超える荷物は追加料金がかかったり、受付不可となる場合もあります。そんなときは、荷物を複数の箱に分けて「分割梱包」することで対応できる場合があります。また、家具や家電などの大型荷物の場合は「家財宅急便」や「重量物専用便」を利用するのがおすすめです。業者によっては梱包資材の用意や玄関先までの搬入サービスも含まれているので、事前に確認しておくと安心です。
Q:子どもを抱えるときの注意点は?
A:子どもを抱っこするときは、急に体をひねったり、無理な体勢で持ち上げたりしないようにしましょう。まずは足を肩幅に開き、しっかりひざを曲げてから腰を落とし、子どもを体に密着させた状態で持ち上げるのが基本です。抱っこ紐を活用すれば両手が使えてバランスも安定しやすくなります。また、長時間の抱っこは背中や腕、腰に負担がかかるため、休憩をはさんだり、座った状態で抱くなどして無理をしないことが大切です。特に月齢が小さい赤ちゃんほど体が不安定なので、慎重に抱っこするよう心がけましょう。
まとめ|25kgはたしかに重いけれど、工夫しだいで扱える重さ
25kgという重さは、日常生活の中では「けっこう重い」と感じる水準です。特に、体格や体力に自信がない方にとっては、持ち上げたり運んだりするのにためらいが出る重さかもしれません。
しかし、正しい知識と工夫を取り入れれば、女性や高齢者の方でも無理なく対応できるケースも少なくありません。たとえば、持ち方を変えるだけでも腰や手首への負担が軽減されますし、キャリーカートや持ち手付きバッグなどの道具を活用すれば、移動もぐっと楽になります。
また、「これは一人で持つには危ないな」と感じたときに、ためらわずに誰かに頼ったり、分けて運んだりといった柔軟な判断も大切です。自分の体の声に耳を傾けて、無理のない対応を心がけましょう。
重さを数字で捉えるだけでなく、感覚として実際に体験してみることで、より現実的な理解が深まります。生活や仕事の中で出会う「25kg」と、上手につき合っていけるよう、知識と工夫を味方にしていきたいですね♪

