「あれ?“ご存知”と“ご存じ”って、どっちが正しいんだろう?」と迷ったことはありませんか?
ビジネスメールや案内文、会話の中でもよく使われるこの言葉、実は使い方によっては相手に違和感を与えてしまうこともあるんです。
今回の記事では、「ご存知」と「ご存じ」の違いや正しい使い分け、場面別の例文までやさしく解説していきます♪
これを読めば、あなたの敬語力がグッとアップ!ぜひチェックしてみてくださいね。
結論|「ご存知」と「ご存じ」どっちが正しい?
一般的に「ご存じ」が正しい表記とされています。これは文法的な観点や公的な表記ルールに基づいたもので、特にビジネスや公式な文書においては「ご存じ」を使うのが適切とされています。とはいえ、日常的には「ご存知」と漢字で表記されている場面を見かけることも多く、混乱してしまう方も多いのではないでしょうか。
実際には「ご存知」も会話やネット上の記事などで広く使われています。ただし、「知」を漢字で書くことにより、場合によっては文法上の誤りと見なされることもあるため、フォーマルな文脈では避けた方がよいとされています。
どちらも意味は「知っている」という尊敬語で変わりはありませんが、相手や場面によって使い分けることが大切です。特に相手が目上の方やお客様である場合、公的な文章や会社の案内文などでは「ご存じ」を使うのが最も無難で安心です。
ポイントまとめ
- 正式には「ご存じ」が正解とされている(文化庁・新聞社の表記基準による)
- 「ご存知」も日常的には広く使われているが、誤用扱いされるケースもある
- 公的文書・ビジネス文書では「ご存じ」を使う方が無難で信頼されやすい
- 相手や文脈によって自然に使い分ける意識が大切
「ご存知」「ご存じ」の意味とは?

「ご存知」も「ご存じ」も、どちらも「知っている」という意味を持つ尊敬語で、目上の方やお客様に対して使う丁寧な表現です。敬語の中でも「尊敬語」に分類され、相手の行動や状態を持ち上げて表現することで、より丁寧な印象を与える役割があります。
「ご存じ」は「存じている」という言い方の丁寧形であり、もとの言葉は「存ず(ぞんず)」という謙譲語から来ています。そのため、「ご存じ」は「知っていることを尊敬を込めて言い表す」ための定番表現なのです。
また、「ご存知」は「知」という漢字を使って意味を強調したいときや、視覚的に読みやすくするために使われることもあります。ただし、文法的には「ご存じ」のほうが正しいとされているため、フォーマルな場では「ご存じ」を使うのが無難です。
このように、意味は同じでも、微妙な表現のニュアンスや文法ルールにより、場面に応じた使い分けが求められます。
例文
- ご存じのとおり、本日は定休日です。
- あの方をご存じですか?
- 商品の価格変更については、すでにご存じかと存じます。
- ご存じない方のために、簡単にご説明いたします。
なぜ「ご存知」と「ご存じ」で表記が揺れるの?
「知る」という言葉は日常的によく使われる漢字ですが、「ご存じ」という言葉においてはひらがなで書くのが正式とされています。これは、日本語の表記に関するルールに基づいたもので、特に敬語表現では「漢字を使わずに、ひらがなで書くことで読みやすく、柔らかい印象を与える」という考え方が反映されています。
たとえば、文化庁が出している「公用文作成の要領」では、「存じ」はひらがなで表記することが推奨されています。また、新聞や出版物の編集基準においても、同様に「存じ」はひらがなを用いるのが一般的です。こういった背景から、「ご存知」よりも「ご存じ」の方が正しいとされるのです。
さらに、漢字の使いすぎによって文章が堅く読みにくくなることを避けるため、公的文書やビジネスメールでは「ご存じ」と表記する方が自然で適切とされています。一方で、WEBサイトやSNS、会話文などカジュアルな文脈では「ご存知」と漢字で書かれていることもあり、表記が揺れる要因となっています。
表記が揺れる理由
- 「知」は常用漢字なので、漢字で書いても完全に間違いとは言えない
- しかし「ご存知」は、敬語表現としての文法ルールから外れているとされる場合がある
- 書き手や媒体によって表記ルールが異なり、結果として両方の表記が混在している
「ご存知」と「ご存じ」の違いはどこ?
「ご存知」と「ご存じ」は、どちらも「知っている」という意味を持つ尊敬語ですが、表記の仕方や文法的な正しさに違いがあります。意味自体は変わらないものの、使われる場面や相手によって印象が異なるため、注意が必要です。
まず「ご存知」は、「知」という漢字を用いた表記であり、見た目にやや堅い印象を与える場合があります。一方で「ご存じ」は、「存じ」をひらがなで表記しており、文法的にも正しいとされています。文化庁や多くの公的機関では、「存じ」はひらがなで書くことを推奨しているため、「ご存じ」がより正式な表記とされています。
また、「ご存知」は「知」の漢字を使うことによって、意味がはっきり伝わるという利点がありますが、その一方で「誤用では?」と受け取られる可能性もあります。特にビジネス文書や公的な案内文では、「ご存じ」と表記するのが安全です。
このように、場面や読者の立場に配慮することが求められます。普段の会話やSNSなど、カジュアルな文脈では「ご存知」でも問題にならないことが多いですが、フォーマルな文書では「ご存じ」を選んだほうが良いでしょう。
- 「ご存知」→ 視覚的には分かりやすいが、一部では誤用扱いされる可能性あり
- 「ご存じ」→ 文法的に正しく、公的な場面やビジネスでも安心して使える表記
迷ったときは「ご存じ」にしておくのが安心で、場面を問わず使いやすい表現です。
「ご存知」と「ご承知」の違いもチェック!
一見すると同じような意味に見える「ご存知」と「ご承知」ですが、実は使いどころや意味のニュアンスが異なります。似ている表現だからこそ、場面に応じて正しく使い分けることが大切です。
まず「ご存じ」は、相手が何かの事実や情報について「知っている」状態を表します。あくまで知識として知っていることが前提であり、特にその内容に同意しているかどうかまでは含まれません。
一方で「ご承知」は、ただ知っているだけでなく、その内容を「理解していて、了承している」ニュアンスが含まれます。たとえば「トラブルが起きる可能性があることをご承知ください」といった文脈では、相手がそれを受け入れている(納得している)ことが前提になっています。
意味の違いまとめ
- ご存じ:事実や情報を知っていること(知識)
- ご承知:内容を理解し、納得・了承していること(合意)
例文比較
- ご存じのとおり → 事実を知っている(例:ご存じのとおり、本日は休業です)
- ご承知のうえで → 内容を理解・納得している(例:リスクをご承知のうえでお申し込みください)
このように、文章の意味が微妙に変わってくるため、丁寧なやり取りを心がけたいビジネスシーンやフォーマルな文書では、適切な使い分けが求められます。
公的文書・ビジネスではどちらを使うべき?

公的な案内状や報告書、行政文書、教育機関からの通知など、きちんとした文章を求められる場面では、「ご存じ」という表記が使われるのが一般的です。これは、文法的な正しさだけでなく、読みやすさや相手への配慮といった観点からも重視されています。
たとえば、役所からのお知らせや企業の公式発表などで「ご存知」という表記を使ってしまうと、一部の読者には「誤字なのでは?」と受け取られるリスクがあります。また、外部向けに出す資料やマニュアル、プレゼン資料においても、「ご存じ」の方が落ち着いた印象を与えるため、安心して使える表現です。
さらに、社内外を問わず、ビジネスメールにおいても「ご存じ」の使用が推奨されます。特に目上の方や取引先に送る場合は、漢字の使い方ひとつで丁寧さや教養の印象が大きく変わってくることがあるため、注意が必要です。
理由
- 表記ルール(文化庁・新聞社など)に従っており、正式な印象を与えやすい
- 漢字が多すぎず、読み手にとって負担の少ない文章になる
- 「ご存知」が文法的誤用と見なされる可能性を避けられる
- 丁寧さと正確さを求められるビジネスシーンに適している
このように、フォーマルな場面や公的文書では「ご存じ」を使うことが基本となります。自信を持って使える表現として覚えておくと安心です。
シーン別・「ご存知」「ご存じ」の正しい使い方
話し言葉・会話(接客・電話・日常会話など)
日常会話やカジュアルな会話の場では、「ご存知」も「ご存じ」も音の響きとしてはほとんど違いがなく、どちらを使っても違和感はないと感じられることが多いです。そのため、口頭でのやりとりにおいては、細かい使い分けをそれほど気にしなくても失礼になることはほとんどありません。
ただし、相手が年上の方やお客様である場合、特に接客や電話対応などで丁寧な印象を与えたいときには、「ご存じ」を意識して使うことでより丁寧で落ち着いた印象になります。また、企業研修やマナー講座などでも、「ご存じ」が推奨されることが多いため、社会人としての基本マナーとして覚えておくと安心です。
実際の会話例:
- 「この商品、ご存じですか?」(カジュアルな言い回し)
- 「〇〇様も、すでにご存じかと存じます」(接客や案内)
ビジネスメール(謝罪・案内・依頼文など)
ビジネスメールでは、言葉の選び方がそのまま相手への印象につながるため、より慎重な表現が求められます。そのため、「ご存じ」を使うのが基本とされており、相手に対して敬意を保ちつつ、文法的にも正しい言い回しができます。
「ご存知」という表記は、読み手によっては「この人は敬語の使い方を間違っている」と思われる可能性があり、せっかく丁寧に書いたつもりでも評価が下がってしまうことも。特にフォーマルな社外メールや役員クラスへの報告などでは、「ご存じ」を使うことで文章全体が信頼感のある印象にまとまります。
例文:
- 「本件につきましては、すでにご存じかと存じますが、念のためご案内申し上げます。」
- 「ご存じの方も多いかと存じますが、〇〇の仕様が変更となっております。」
公的文書・資料・報告書
役所の文書や企業の報告書、契約書、提案書、マニュアルなど、正確性や信頼性が重視される文書においては、「ご存じ」とひらがなで表記するのが正式とされています。これは、文法的な正しさに加え、文化庁や報道機関が採用している表記ルールにも準じており、一般的な公用文作成の慣例とも一致しています。
たとえば、行政機関が発行する通知文書や議事録などでは、読者が誤解しないように、あいまいな表現を避け、統一された書き方を守ることが求められます。そのため、「ご存じ」という表現が使われることで、文書全体がよりフォーマルで信頼性の高いものに仕上がります。
また、社内資料や報告書でも同様に、「ご存知」と表記してしまうと、読み手の中には「この文書は敬語の使い方が甘い」と感じる人もいるかもしれません。特に管理職や他部署への共有資料などでは、細部まで丁寧に気を配る姿勢が評価につながることもあるため、こうした基本を押さえておくことが大切です。
「ご存知ない」「ご存じない」どちらが正しい?
「ご存じない」が正しい使い方です。これは「存じていない」という否定の丁寧表現がもとになっており、尊敬語+否定形を自然な形にしたものです。
一方で「ご存知ない」は、文法的に「知る」の尊敬語としての形が正しくないとされるため、特に文書やメールなどの書き言葉では使用を避けた方が良いとされています。特に上司や取引先に使う場合は、「ご存じない」を用いることで、文章全体の丁寧さが保たれ、相手への配慮が伝わりやすくなります。
例文:
- 「この件についてご存じない方のために、簡単に説明いたします。」
- 「万一ご存じない場合は、下記資料をご確認ください。」
「ご存知」と「ご存じ」迷ったときの判断フローチャート
① これはビジネスや公的な文章?
→ YES →「ご存じ」
→ NO →②へ
② 相手が年上・お客様・目上の人?
→ YES →「ご存じ」
→ NO →③へ
③ カジュアルな会話やSNS?
→ YES →どちらでもOK(気になるなら「ご存じ」)
「ご存知」「ご存じ」の言い換え表現一覧

「ご存知」や「ご存じ」はとてもよく使われる表現ですが、文脈や相手に応じて、言い換えることで文章によりバリエーションや丁寧さが生まれます。以下では、ビジネスやフォーマルな場面、そして日常的なやりとりで使いやすい言い換え表現をそれぞれ詳しくご紹介します。
ビジネス・改まった文章で使える言い換え
- ご承知の通り
- お含みおきください
- お知りおきください
- すでに周知のことと存じます
- ご高承のとおり(※かなり改まった場面で使用)
これらの表現は、公式な通知文や式典の挨拶文など、格式ある文書に適しており、相手に丁寧な印象を与えたいときに有効です。
ビジネスメール・案内文で使いやすい言い換え
- すでにご確認いただいているかと存じます
- お耳に入っているかもしれませんが
- ご承知のとおりかと存じます
- ご周知の件かと存じますが、念のためご案内申し上げます
- ご確認済みの方もいらっしゃるかと存じますが
これらは、少し遠回しに丁寧さを示しつつも、相手に情報を伝えたい場面にぴったりの表現です。特に「かと存じます」や「念のため」といったクッション言葉を挟むことで、より柔らかい印象を与えることができます。
会話・口語的な場面での言い換え
日常的な会話やちょっとした雑談、またはLINEなどのメッセージのやりとりのようなカジュアルなシーンでは、「ご存知」や「ご存じ」という言葉は少し堅く感じることもあります。そんなときは、より自然でやわらかい表現に置き換えると、相手に親しみやすさを与えることができます。
たとえば、家族や友人、同僚との会話では、以下のようなフレーズが使いやすく、違和感なく伝わります。
- 聞いたことある?
- 見たことある?
- 知ってた?
- 前に話したっけ?
- 覚えてる?
話す相手との距離感や関係性に応じて、言葉を選ぶことが大切です。フレンドリーなトーンで話したいときは、「ご存知」ではなく、もっとやわらかい言い方にすることで、自然なコミュニケーションが生まれます。
「ご存知」を避けたいときの考え方
「ご存知」という表現は丁寧である一方、少しかしこまった印象を与えることがあります。特に、メールや説明文で何度も使ってしまうと、文章が堅苦しく見える原因にもなります。
そんなときは、以下のような言い換えを活用することで、相手に負担をかけず、読みやすい表現にすることができます。
- 「すでにご確認済みかと存じます」
- 「以前にもお伝えしておりますが…」
- 「すでに目を通していただいているかもしれませんが…」
相手の状況に配慮した“クッション表現”を取り入れることで、丁寧ながらも押しつけがましくない、やさしい言い回しが可能になります。
表でわかる!言い換え早見表
| 場面 | 推奨表現例 |
|---|---|
| ビジネス文書 | ご存じ・ご承知・お含みおき・周知のとおり |
| ビジネスメール | ご確認・お聞きおよび・ご案内済み・すでにご承知かと存じます |
| 日常会話 | 知ってた?・聞いたことある?・覚えてる?・話したよね? |
実際にあった!「ご存知/ご存じ」で誤解を招いた例
ある企業が顧客向けに送った案内メールの中に「ご存知ない方は〜」という一文がありました。一見すると何も問題がないように思える表現ですが、文法的には誤りとされる可能性がありました。その結果、一部の読者から「これは誤字ではないでしょうか?」という問い合わせが複数寄せられたそうです。
本来、正しい表現は「ご存じない」です。「ご存知」は一般的にはあまり誤りとして認識されていないこともありますが、文法に敏感な方やビジネスマナーに厳しい方からは「この会社は文章の丁寧さに配慮していない」と捉えられるリスクもあります。
特にビジネスシーンでは、細かい言葉の使い方ひとつが信頼感や印象に大きな影響を与えます。メールや書類など、文字として残る文章では、正しい敬語表現を使うことで信頼性を高めることができ、不要な誤解や指摘を防ぐことにもつながります。
このような事例からもわかるように、たった1文字の違いであっても、相手に与える印象や信用度に関わることがあるということを意識しておくと、より丁寧なコミュニケーションが実現できるでしょう。
「ご存知」の英語表現は?ビジネスメールでも使える例文付き
「ご存知ですか?」という表現を英語で伝える場合、相手との関係やシーンに応じて使い分けることができます。日本語と同様、英語でも「カジュアル」「フォーマル」「ビジネス」といったトーンの違いがあります。
以下に、それぞれの場面に合わせた使い方を紹介します。
カジュアルな言い方(友人・同僚との会話など)
- Do you know ~?
もっとも一般的でよく使われる表現です。軽い話題や雑談の中で使うことが多く、「〇〇って知ってる?」というニュアンスにぴったりです。
例:
- Do you know this app?
- Do you know what time the meeting starts?
フォーマルな場面(初対面・丁寧な場)
- Are you aware of ~?
「〇〇についてご存じですか?」というニュアンスで、少し丁寧な印象を与えます。相手の状況や背景を配慮した、柔らかい聞き方になります。
例:
- Are you aware of the new company policy?
- Are you aware of any recent updates?
ビジネスメールや会議での丁寧な表現
- May I ask if you are aware of ~?
非常に丁寧で、敬意を込めた表現です。ビジネスシーンや書き言葉、提案・案内の前置きに使われることが多く、丁重な印象を与えたいときに適しています。
例:
- May I ask if you are aware of the recent changes to our policy?
- May I ask if you are aware that the deadline has been moved up?
補足:その他の関連表現
- Have you heard about ~?(~について聞いたことがありますか?)
- Are you familiar with ~?(~に詳しいですか?/なじみがありますか?)
同じ「知っている」という意味でも、ニュアンスに違いがあるため、TPOに合わせて上手に使い分けることで、英語でのコミュニケーションもよりスムーズになります。
「ご存知」と「ご存じ」の正しい使い方診断テスト
以下は、実際の使用シーンや判断のポイントを交えた、より理解を深めるための診断テストです。選択肢に迷いながら、自分の敬語センスをチェックしてみましょう!
- ビジネスメールで使うなら「ご存知」?(×)
→ 正解は「ご存じ」。ビジネス文書やメールでは、文法的に正しい「ご存じ」が適切です。 - 「ご存じない」が正しい表現?(〇)
→ その通りです。「ご存じない」は「存じていない」の丁寧な否定形。「ご存知ない」は誤用とされがちです。 - 会話で「ご存知でしたか?」と言っても問題ない?(〇)
→ 音としては自然に聞こえるので会話ではOK。ただし書き言葉では「ご存じでしたか?」が望ましいです。 - 役所の通知文で「ご存知」が使われていた。これは正しい?(×)
→ 一般的には「ご存じ」を使うのがルール。行政文書は特に表記に厳密です。 - SNSの投稿で「ご存じ」を使うのは堅苦しい?(〇)
→ 場面によっては「ご存知」でもOKですが、カジュアルさを保つなら言い換え(例:「知ってる?」)も◎。
初心者の方でも楽しく学べるミニクイズです♪
敬語の感覚を磨いて、場面に合った言葉づかいを身につけましょう!
よくある質問(FAQ)

Q1:「ご存知」と「ご存じ」、失礼になるのはどちらですか?
どちらも敬語として使われていますが、文法的に正しいのは「ご存じ」です。「ご存知」は本来の形ではないため、公的文書やビジネス文書では避けた方が安心です。
とはいえ、会話では「ご存知」がよく使われており、「失礼」とまでは受け取られないことが多いです。 ただし、相手が敬語や言葉遣いに敏感な方の場合、誤用と受け取られる可能性があるため、TPOに応じて使い分けるのがベストです。
Q2:ビジネスメールでは「ご存知」と「ご存じ」、どちらが無難ですか?
結論から言うと、「ご存じ」が無難です。ビジネスメールは丁寧さと正確さが求められる場なので、文法的に正しい「ご存じない」「ご存じでしたら」などの表現を使うのが推奨されます。
また、社内文書やお客様対応メールなど、後から文面が見返されるケースもあるため、できるだけ正式な表現にしておくと安心です。
補足として、丁寧なクッション言葉(例:「すでにご存じかと存じますが…」)を加えることで、やさしい印象を与えることもできます。
Q3:「ごぞんじ」とひらがなで書くのは間違いですか?
文法上の誤りではありませんが、ひらがな表記の「ごぞんじ」は一般的には避けられる傾向にあります。特にビジネスやフォーマルな文章では、「ご存じ」のように漢字を使った表記が信頼性や読みやすさの面で好まれるため、漢字を使うのがおすすめです。
ただし、ブログやSNSなど、やわらかい印象を持たせたい場合には、あえてひらがなを選ぶことで親しみやすい雰囲気を出すこともできます。目的に応じて使い分けてみましょう。
Q4:「ご存知ですか?」と質問形で使っても問題ありませんか?
会話やナレーションでは「ご存知ですか?」という言い方も広く使われており、自然な日本語です。ただし、文法的に厳密に正しいのは「ご存じですか?」です。
特に書き言葉や案内文、公式な資料では「ご存知ですか?」よりも「ご存じですか?」の方が違和感なく丁寧な印象を与えられます。
また、「ご存じない場合は〜」や「すでにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが」など、間接的な表現を使うとやわらかく丁寧な印象になるので、状況に応じて調整しましょう。
まとめ
「ご存知」と「ご存じ」は、たった1文字の違いに見えて、実は言葉の背景や意味合い、使われ方に大きな違いがあります。
特にビジネスシーンや公的な文書、かしこまった場面では、正しい敬語の選び方がそのままあなたの印象や信頼度につながることもあります。
正解は「ご存じ」ですが、日常会話では「ご存知」も使われがちです。
しかしながら、文書やメールなど残る形のやり取りでは「ご存じ」にしておくのが安心です。
迷ったときは「相手にどう伝わるか」を意識して、より丁寧で正しい表現を選ぶように心がけましょう。
また、「ご存じですか?」や「すでにご存じのとおり…」など、クッション言葉や丁寧語を組み合わせるだけで印象がぐっとよくなります。
言葉選びを少し工夫するだけで、相手との距離も縮まり、信頼関係の構築にもつながります。
たかが敬語、されど敬語。
正しい使い分けを知っておくだけで、あなたの言葉により一層の説得力とやさしさが加わるはずです♪

