9月7日は絶滅危機種保護記念日!その歴史と意義を解説

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9月7日は絶滅危機種保護記念日!その歴史と意義を解説 今日は何の日?

絶滅のリスクが高まっている生物を考えると、不安に感じることがあります。

特に日常生活で見かける生物が脅威にさらされている場合、その心配はより大きくなります。

今回は、9月7日がどうして絶滅危機種保護記念日と定められたのか、その背景についてご紹介します。

意外かもしれませんが、日常的に見かけるメダカも絶滅危機種に指定されています。

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絶滅危機種保護記念日とは

あまり知られていないかもしれませんが、日本には多くの絶滅危機種が存在しています。

この特別な日を通じて、これらについて学び、理解を深めていくことが大切です。

ここでいくつか重要なポイントを挙げてみましょう。

  • 日常生活で見かけるメダカも絶滅の危機に直面しています
  • 9月7日は絶滅危機種を保護するための記念日です
  • 絶滅リスクはレッドリストを通じて評価されます
  • カブトガニやツシマヤマネコなど、非常に危機的な状況にある種もいます
  • トキやコウノトリなど、保護努力により回復が見込まれている種もあります

これらの点について詳しく掘り下げていきましょう。

絶滅危機種保護記念日の由来

皆さんは9月7日が絶滅危機種保護記念日であることをご存知でしょうか?

この日は、1936年にオーストラリアで最後に確認されたフクロオオカミが亡くなった日です。

この悲しい出来事を記念して、1996年にオーストラリアでこの記念日が制定されました。

現在では世界中で絶滅危機種の保護に焦点を当てたイベントが開催されています。

この日にちなんで、私たちも身近な絶滅危機種について考えてみる良い機会です。

レッドリストとその重要性

絶滅危機種の状況を正確に把握することは難しいですが、「レッドリスト」がその役割を果たしています。

これは動植物の絶滅リスクを科学的に評価し、カテゴライズしたリストです。

日本では環境省が「レッドリスト2020」として最新情報を公開しています。

このリストには、すでに絶滅してしまった種から、まだ絶滅の危機がそれほど迫っていない種まで、さまざまな状況の生物が記載されています。

絶滅危機に瀕するカブトガニ

日本に生息する絶滅危機種の中でも、特に状況が厳しいのはカブトガニです。

2億年以上も変わらない姿を保ちながら生存していることから「生きた化石」とも呼ばれています。

しかし、その生息地は瀬戸内海沿岸や九州北部の砂浜に限られ、開発による生息地の喪失が大きな問題となっています。

長い歴史を持つ種が最近の100年の間に数を減らしているのは、非常に悲しい状況です。

対馬特有の希少種:対馬ヤマネコ

本日は、対馬にのみ生息する珍しいヤマネコ、対馬ヤマネコについてお話しします。

このヤマネコは家ネコと似ていますが、額に縞模様、体全体に斑点があるのが特徴です。

1960年代には約300頭が生息していたとされますが、現在は70から100頭ほどに減少しています。

生息地の分断や交通事故が主な原因で、積極的な保護活動が求められています。

また、日本国内に生息する野生のネコ科としては、この対馬ヤマネコと沖縄のイリオモテヤマネコのみで、どちらも絶滅が懸念されています。

日本の絶滅危惧種:ニホンウナギ

続いて紹介するのは「ニホンウナギ」です。

夏場にうな丼などで親しまれるウナギですが、2013年に絶滅危惧種に指定されました。

2000年代からの過剰な消費により個体数が急減しています。

現在、養殖技術の改善が進められているものの、稚魚は依然として天然資源に依存しています。

ウナギの生態系にはまだ解明されていない部分が多く、完全養殖には時間がかかりそうです。

トキの人工繁殖が成功

次に、希望の光となる話題です。

トキについてご存知でしょうか?

赤い顔と足が特徴的な美しい白い鳥です。

2003年に日本では野生のトキが絶滅してしまいましたが、その後、中国から譲り受けたトキを使った人工繁殖が成功し、2008年には野生への再導入が行われました。

その結果、2012年には野生での繁殖が確認され、2021年には484羽に増えるなど、驚異的な回復を遂げました。

コウノトリの保護成果

コウノトリについても類似の成功が報じられています。

1971年に野生から消えたとされるコウノトリでしたが、1985年にロシアから受け入れた幼鳥を育て、2005年から野生に戻す試みが始まりました。

その結果、2022年7月には300羽を超える個体が確認され、長年の努力が実を結びました。

野生のメダカも絶滅危惧種に

先ほど触れたメダカに話を戻します。

最新の研究により、日本のメダカは「ミナミメダカ」と「キタノメダカ」の2種類に分けられ、どちらも絶滅危惧II類に指定されています。

全国に広がるイメージのメダカですが、生息地の減少や外来種の影響で個体数が減少しています。

特にミナミメダカは地域ごとに9つの集団に分かれており、それぞれの地域に応じた保護が必要です。

現在、地域固有のメダカを守るための活動が活発に行われています。

日本の絶滅危惧種、多数存在

これまでの話を聞いて、多くの方が驚かれたことでしょう。

身近にいる生物が絶滅の危機に瀕しているとは思いもしなかったかもしれません。

しかし、トキやコウノトリのように、人間の努力により数を回復させることが可能な事例もあります。

私たちはこれからも多様な生物と共生していくために、身近な絶滅危惧種についての理解を深め、保護活動に力を入れることが求められます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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