「20日」と書いてあると、「にじゅうにち」と読むのか、「はつか」と読むのか迷うことがありますよね。
数字の「20」は普段「にじゅう」と読むため、日付になったときだけ読み方が変わることを不思議に感じる方もいるでしょう。
結論からいうと、カレンダーの日付としての「20日」は、一般的に「はつか」と読みます。
一方、「20日間」のように期間を表す場合は「にじゅうにちかん」と読むのが分かりやすく、「20日後」は「はつかご」と「にじゅうにちご」の両方が使われます。
この記事では、「20日」の正しい読み方をはじめ、「はつか」と読む理由、「にじゅうにち」との使い分け、「二十日」と「廿日」の違いまで、分かりやすく解説します。
20日の読み方は「はつか」が一般的

カレンダーの日付として書かれた「20日」は、基本的に「はつか」と読みます。
たとえば、「4月20日」は「しがつはつか」です。
読み方を場面別に整理すると、次のようになります。
| 表記 | 読み方の目安 | 使われる場面 |
|---|---|---|
| 20日 | はつか | カレンダーの日付、予定、誕生日など |
| 二十日 | はつか | 手紙や文章で日付を書くとき |
| 廿日 | はつか | 古い表記、地名、歴史的な名称など |
| 20日後 | はつかご/にじゅうにちご | 基準の日から20日たったあと |
| 20日間 | にじゅうにちかん | 20日という期間 |
| 20日付 | はつかづけ | 書類などに記載された日付 |
まず覚えておきたいのは、月の20番目の日を表す場合は「はつか」ということです。
一方、「20日間」や「20日分」のように日数を数える場合は、「にじゅうにち」と読むことが多くなります。
「20日」を「にじゅうにち」と読むのは間違い?

「20日」を見て、そのまま「にじゅうにち」と読みたくなることもあるでしょう。
意味がまったく通じないわけではありませんが、日付なのか期間なのかによって、自然な読み方が変わります。
日付なら「はつか」と読む
カレンダーの日付を表している場合は、「はつか」と読むのが一般的です。
たとえば、次のような使い方です。
- 4月20日:しがつはつか
- 20日に会いましょう:はつかに会いましょう
- 締め切りは20日です:締め切りははつかです
- 誕生日は8月20日です:誕生日ははちがつはつかです
学校、予定、予約、案内、手紙などで日付を読むときは、「はつか」と覚えておけば安心です。
期間なら「にじゅうにち」と読む
日付ではなく、20日という期間や数量を表す場合は、「にじゅうにち」と読むと分かりやすくなります。
- 20日間旅行する:にじゅうにちかん旅行する
- 20日分の薬:にじゅうにちぶんの薬
- 20日連続で続ける:にじゅうにちれんぞくで続ける
- 完成まで20日かかる:完成までにじゅうにちかかる
「月の何日か」ではなく、「何日分あるか」「何日続くか」を数えている点が違います。
「にじゅうにち」と読んでも意味は通じる?
日付の「20日」を「にじゅうにち」と読んでも、会話の流れから意味が伝わることはあります。
ただし、カレンダーの日付としての標準的な読み方は「はつか」です。
特に、予約日、提出期限、試験日、仕事の予定などを伝える場面では、「はつか」と読むほうが自然です。
迷ったときは、次のように考えると判断しやすくなります。
- カレンダーの日付:はつか
- 20日という期間:にじゅうにち
「20日」と「20日後」「20日間」の読み分け

「20日」だけなら「はつか」と分かっても、「20日後」や「20日間」になると迷うことがあります。
それぞれの読み方を確認してみましょう。
「20日後」は「はつかご」と「にじゅうにちご」の両方が使われる
「20日後」は、「はつかご」と読むことも「にじゅうにちご」と読むこともあります。
「はつか」には、月の20番目の日だけでなく、20日という日数を表す意味もあります。そのため、「はつかご」という読み方も誤りではありません。
ただし、日数を明確に伝えたい場合は、「にじゅうにちご」と読んだほうが分かりやすいことがあります。
たとえば、仕事の納期や手続きの期限を伝える場合は、次のように言い換えると誤解を防げます。
- 今日から20日後
- 20日経過したあと
- 〇月〇日まで
「20日後」がカレンダー上の20日を指すのか、20日間が経過したあとなのか分かりにくい場面では、具体的な日付を伝えると安心です。
「20日間」は「にじゅうにちかん」が分かりやすい
「20日間」は、日付ではなく期間を表すため、「にじゅうにちかん」と読むのが分かりやすい表現です。
- 20日間入院した
- 20日間休まずに続けた
- 20日間の旅行に出かけた
辞書では、「はつか」に「20日間」という意味も掲載されているため、「はつかかん」や「はつかのあいだ」という考え方もできます。
ただし、現代の会話で日数をはっきり伝えたいときは、「にじゅうにちかん」と読むと理解されやすいでしょう。
「20日付」は「はつかづけ」と読む
「20日付」は「はつかづけ」と読みます。
「日付」は、書類や手紙などに記載された年月日を表す言葉です。
たとえば、次のように使われます。
- 20日付で発行された書類
- 20日付の通知
- 20日付で退職する
- 20日付の新聞
この場合の「20日」は特定の日付を指しているため、「はつかづけ」と読むのが自然です。
なぜ20日を「はつか」と読むの?

数字の20は「にじゅう」と読むのに、なぜ日付では「はつか」になるのでしょうか。
これは、日本語の日付に、昔から使われてきた特別な読み方が残っているためです。
日付には昔ながらの読み方が残っている
日本語の日付には、通常の数字とは異なる読み方がいくつもあります。
- 1日:ついたち
- 2日:ふつか
- 3日:みっか
- 4日:よっか
- 8日:ようか
- 10日:とおか
- 20日:はつか
たとえば、「2日」を「ににち」、「3日」を「さんにち」とは読みませんよね。
「20日=はつか」も、こうした日付特有の読み方の一つです。
「はつか」は和語、「にじゅうにち」は漢語系の読み方
日本語の数え方には、日本で古くから使われてきた数え方と、漢字の音読みを使った数え方があります。
「はつか」は、昔から日本語で使われてきた読み方です。
一方、「にじゅうにち」は、「二十」を「にじゅう」、「日」を「にち」と読む漢字の音読みを組み合わせた形です。
そのため、同じ「20日」という表記でも、場面によって次のように読み分けられます。
- 昔ながらの日付の読み方:はつか
- 数字として日数を数える読み方:にじゅうにち
二つの読み方があるのは、どちらか一方が完全な間違いだからではなく、日本語に異なる数え方が残っているためです。
「はた(二十)」と日数を表す言葉が関係している
「はつか」の「はつ」は、二十を表す古い言葉「はた」が変化したものと説明されています。
また、末尾の「か」は、「ふつか」「みっか」「いつか」「とおか」などにも見られる、日や日数に関係する言葉です。
つまり、「はつか」は、昔から20の日数や月の20番目の日を表す言葉として使われてきたのです。
「20歳=はたち」とも関係がある
「20」に関係する特別な読み方には、「20歳=はたち」もあります。
古い日本語では、「はた」が二十を表す言葉として使われていました。現在でも、「はたち」「はたとせ」などの言葉にその形が残っています。
- 20日:はつか
- 20歳:はたち
読み方は異なりますが、どちらも数字の20に関係する昔ながらの表現です。
1日から31日までの日付の読み方一覧

日付には、「20日」以外にも特別な読み方があります。
1日から31日までの読み方を一覧で確認してみましょう。
| 日付 | 読み方 |
|---|---|
| 1日 | ついたち |
| 2日 | ふつか |
| 3日 | みっか |
| 4日 | よっか |
| 5日 | いつか |
| 6日 | むいか |
| 7日 | なのか |
| 8日 | ようか |
| 9日 | ここのか |
| 10日 | とおか |
| 11日 | じゅういちにち |
| 12日 | じゅうににち |
| 13日 | じゅうさんにち |
| 14日 | じゅうよっか |
| 15日 | じゅうごにち |
| 16日 | じゅうろくにち |
| 17日 | じゅうしちにち |
| 18日 | じゅうはちにち |
| 19日 | じゅうくにち |
| 20日 | はつか |
| 21日 | にじゅういちにち |
| 22日 | にじゅうににち |
| 23日 | にじゅうさんにち |
| 24日 | にじゅうよっか |
| 25日 | にじゅうごにち |
| 26日 | にじゅうろくにち |
| 27日 | にじゅうしちにち |
| 28日 | にじゅうはちにち |
| 29日 | にじゅうくにち |
| 30日 | さんじゅうにち |
| 31日 | さんじゅういちにち |
特に間違えやすいのは、「14日」「20日」「24日」です。
- 14日:じゅうよっか
- 20日:はつか
- 24日:にじゅうよっか
「14日」を「じゅうよんにち」、「24日」を「にじゅうよんにち」と読まないように注意しましょう。
「二十日」と「廿日」の違い

「20日」には、「二十日」や「廿日」という表記もあります。
それぞれの違いを確認してみましょう。
「20日」と「二十日」はどちらも「はつか」
「20日」はアラビア数字を使った表記、「二十日」は漢数字を使った表記です。
表記は違いますが、日付としての読み方はどちらも「はつか」です。
- 20日に出発します
- 二十日に出発します
どちらも「はつかにしゅっぱつします」と読みます。
カレンダー、予定表、案内文などでは「20日」、手紙や縦書きの文章では「二十日」と書かれることがあります。
「廿日」の「廿」は二十を表す漢字
「廿」は、二十を表す漢字です。
そのため、「廿日」も「はつか」と読みます。
現代の日常的な文章ではあまり使われませんが、地名や歴史的な名称などで見かけることがあります。
よく知られている例が、広島県の「廿日市」です。
「廿日市」は「はつかいち」と読みます。
普段の文章では、「20日」または「二十日」と書いたほうが、読み手に伝わりやすいでしょう。
英語で20日はどう表す?
英語で日付の「20日」を表すときは、「20th」や「the twentieth」を使います。
たとえば、「4月20日」は次のように表せます。
- April 20
- April 20th
- the twentieth of April
「twenty」は数字の20、「twentieth」は順番を表す20番目という意味です。
日付は月の20番目の日を表すため、「twentieth」が使われます。
日本語では「20日」を「はつか」と読みますが、英語では数字に序数を使って表すと覚えておきましょう。
20日の読み方に関するよくある質問
20日の読み方について、特に迷いやすい疑問を確認していきましょう。
20日は何と読みますか?
カレンダーの日付としての「20日」は、「はつか」と読みます。
「4月20日」は「しがつはつか」、「20日に会う」は「はつかにあう」です。
二十日は「にじゅうにち」ではないのですか?
日付を表す場合は、「二十日」と書いて「はつか」と読みます。
一方、20日という期間や日数を数える場合は、「にじゅうにち」と読むと分かりやすくなります。
20日後は「はつかご」と読みますか?
「はつかご」と「にじゅうにちご」の両方が使われます。
どちらでも意味は伝わりますが、日数を明確に伝えたい場合は「にじゅうにちご」と読むと分かりやすいでしょう。
20日間は「はつかかん」と読めますか?
「はつか」には20日という日数や20日間を表す意味もあるため、意味としては成立します。
ただし、日常会話で期間を明確に伝えるなら、「にじゅうにちかん」と読むのが分かりやすいでしょう。
20歳の「はたち」と20日の「はつか」は関係がありますか?
どちらも、二十を表す古い言葉「はた」と関係する表現です。
ただし、年齢は「はたち」、日付は「はつか」と読みます。
廿日は何と読みますか?
「廿日」は「はつか」と読みます。
「廿」は二十を表す漢字です。現在では、地名や歴史的な表記などで見かけることがあります。
まとめ|日付の20日は「はつか」と読む
「20日」は、カレンダーの日付として使われている場合は「はつか」と読みます。
読み方を整理すると、次のとおりです。
- カレンダーの日付の20日:はつか
- 20日間や20日分:にじゅうにち
- 20日後:はつかご/にじゅうにちご
- 20日付:はつかづけ
- 二十日・廿日:はつか
「にじゅうにち」と読んでも意味が伝わる場面はありますが、日付としての一般的な読み方は「はつか」です。
迷ったときは、「カレンダーの日付なら『はつか』、期間を数えるなら『にじゅうにち』」と考えると判断しやすくなります。

