「続柄」は「つづきがら」と「ぞくがら」のどちらで読むのか、迷うことがあります。
親族関係を表す一般語の「続柄」は、基本的に「つづきがら」と読みます。「ぞくがら」という言い方も確認できますが、辞書では「つづきがら」の俗な言い方として扱われる例があります。
この記事では、「ぞくがら」と読むのは間違いなのか、公的な資料ではどの読みが使われているのか、自分で読むときはどちらを選べばよいのかまで整理します。
続柄の読み方は「つづきがら」が基本
「続柄」の基本的な読み方は「つづきがら」です。
ここでいう「続柄」は、親族としての関係を表す一般語を指します。読み方を確認したい場合は、まず「つづきがら」と覚えておけばよいでしょう。
一方で、「ぞくがら」という読みを耳にしたことがある人もいるかもしれません。「ぞくがら」という言い方自体も辞書で確認できますが、「つづきがら」とまったく同じ位置づけとして扱うのではなく、辞書上の説明を踏まえて考えることが大切です。
「ぞくがら」と読むのは完全な間違いとは言い切れない

「続柄」を「ぞくがら」と読む人がいても、辞書に存在しない読みを使っていると決めつける必要はありません。
ただし、「つづきがら」と「ぞくがら」が辞書上で完全に同じ扱いというわけでもありません。今回確認された情報を整理すると、次のようになります。
| 読み | 確認できる扱い | 自分で読むときの考え方 |
|---|---|---|
| つづきがら | 基本となる読みとして確認できる | 迷った場合はこちらを基本にする |
| ぞくがら | デジタル大辞泉では「つづきがら」の俗な言い方として扱われる | 使われている読みではあるが、基本の読みと完全同格とは考えない |
そのため、「ぞくがらは完全な誤読」「どちらを使ってもまったく同じ」といった二択で考えるより、辞書上の位置づけを踏まえて使い分ける方が分かりやすいでしょう。
辞書では「つづきがら」の俗な言い方として扱われる
Stage1で確認したデジタル大辞泉では、「ぞくがら」は「つづきがら」の俗な言い方として扱われています。
つまり、「ぞくがら」という読みそのものを存在しないものとして扱うのは適切ではありません。一方で、辞書の説明を踏まえると、「つづきがら」と「ぞくがら」を完全に同じ位置づけの読みとして扱うことも避けた方がよいと分かります。
「なぜ『ぞくがら』と読む人がいるのか」という疑問も生じますが、その読みが広まった具体的な歴史や経緯までは今回確認していません。確認できている範囲では、「ぞくがら」という言い方が辞書に掲載されていることと、その位置づけまでを押さえておけば十分です。
公的資料でも「つづきがら」と確認できる

公的な資料の例として、厚生労働省の資料では「続柄(つづきがら)」というふりがなが確認されています。
これは、迷ったときに「つづきがら」を基本にする判断材料のひとつになります。ただし、この例だけから、すべての役所や公的機関が同じ読み方を一律に定めているとまでは言えません。
迷ったときは「つづきがら」を基本にする

自分で「続柄」を読む必要があり、特に読み方の指定がない場合は、「つづきがら」を基本にすれば迷いにくいでしょう。
辞書で基本となる読みを確認でき、公的資料でも「つづきがら」の例が確認されているためです。
一方、「ぞくがら」と読んでいる人を見聞きした場合に、「その読みは存在しない」と判断する必要はありません。自分で読むときの基準と、実際に使われている別の言い方があることは分けて考えると分かりやすくなります。
自分で読むときは「つづきがら」を選ぶ
読み方に迷ったら、まず「つづきがら」を選びます。
今回確認した範囲では、「つづきがら」は辞書で基本となる読みとして確認でき、厚生労働省の資料でも実際にふりがなが付けられています。特別な指定がなければ、この読みを基準にするとよいでしょう。
さらに確認したい場合は、国語辞典や、対象となる資料にふりがなが付いているかを確認する方法があります。
読み方の指定がある場ではその方針に合わせる
職場や学校などで読み方について明示された方針がある場合は、その場の方針に合わせます。
ただし、特定の組織について読み方のルールがあると今回確認しているわけではありません。方針が実際に示されている場合だけ、その指定を優先してください。
特に指定がない場合は、「つづきがら」を基本にすれば大きく迷わずに済みます。
「つづきがら」と「ぞくがら」で誤解しないための注意点
「続柄」の読み方では、次の点を分けて考えることが大切です。
- 基本となる読みは「つづきがら」
- 「ぞくがら」という言い方も辞書で確認できる
- 「ぞくがら」を存在しない読みとは決めつけない
- 一方で、「つづきがら」と「ぞくがら」を辞書上完全に同格とも考えない
また、「続柄を何と読むか」と、「書類の続柄欄に何を書くか」は別の疑問です。この記事では読み方を中心に扱っているため、年末調整や住民票などでの具体的な記入方法、税務・戸籍上の判断までは扱いません。
読み方だけで迷った場合は、まず「つづきがら」を基本にし、必要なら国語辞典やふりがな付きの公的資料で確認すると判断しやすくなります。

