「心」の部首って何だろう?と調べたときに、りっしんべんやしたごころも出てきて、少しややこしく感じたことはありませんか。漢字の部首は、見た目の呼び方と答え方が違うこともあるので、初心者には迷いやすいポイントです。
この記事では、「心」の部首は何かをはじめ、りっしんべん・したごころとの違い、仲間の漢字、覚え方までやさしく解説します。漢字が苦手な方でも、読み終わるころにはすっきり理解しやすくなりますよ。
そもそも部首とは?
部首は漢字を分類するための目印
部首とは、たくさんある漢字をグループ分けするための目印のようなものです。
辞書で漢字を調べるときは、この部首を手がかりにして探すことがよくあります。たとえば、「水」に関係する漢字はさんずいの形が入っていることが多く、「木」に関係する漢字には木へんが入っていることがあります。
このように、部首を見ると、その漢字がどんな意味の仲間なのかをある程度イメージしやすくなることがあります。
「へん」「つくり」などの位置の名前とは少し違う
漢字には、「へん」「つくり」「かんむり」「あし」など、位置による呼び方があります。
たとえば、漢字の左側にある部分は「へん」、上にある部分は「かんむり」と呼ばれます。でも、これらはあくまで形や位置の呼び名です。
一方で部首は、漢字を辞書で分類するときの名前です。
この2つは同じように見えて、実は役割が少しちがいます。ここを分けて考えると、部首の問題がぐっとわかりやすくなります。
初心者が混同しやすいポイント
初心者が迷いやすいのは、「見た目の呼び方」と「部首の名前」を同じものだと思ってしまうことです。
たとえば、「りっしんべん」は見た目の呼び方としてよく使われますが、部首として答えるときには「心」になることが多いです。
このように、形の名前と部首の名前はいつも同じとは限りません。
心の部首は何?答えは「心」

「心」という漢字そのものの部首は「心」
一般的な辞書や学校の漢字学習では、「心」という漢字の部首は「心」と考えられます。
そのままの形で使われている漢字は、その字自身が部首として扱われることが多く、初心者にも整理しやすい考え方です。
「心」は、気持ちや感情、考えなどに関係する意味をもつ漢字として使われていて、部首としても同じ「心」に分類されます。
辞書や漢字の学習でも基本は「心」で考える
学校の漢字学習や多くの辞書の部首さくいんでも、「心」は「心」という部首で扱われるのが一般的です。
「りっしんべん」や「したごころ」という言い方を知っていると、見た目では区別できても、「部首は何ですか?」と聞かれたときに迷ってしまうことがあります。
そんなときは、まず「元の形は心」と考えると整理しやすいです。
テストでもまずは「心」と答えればよい理由
学校のテストやドリルで「心の部首は何ですか」と聞かれた場合は、「心」と考えるのが一般的です。
また、「悲」や「思」などの漢字についても、見た目が変化していても「心」に関係する部首として学ぶことが多いです。
ただし、問題によっては見た目の名称として「りっしんべん」や「したごころ」に注目する場合もあります。部首を答える問題かどうか、問題文をよく確認すると安心です。
なぜ「心」が部首になるの?
「心」は気持ち・感情・考えに関係する意味を持つ
「心」という漢字には、気持ち、感情、考え、思いやりなど、人の内側にあるはたらきに関係する意味があります。
そのため、「心」をもとにした漢字には、感情や気持ちの動きに関係するものが多く見られます。
たとえば、「悲」は悲しい気持ち、「怒」は怒る気持ち、「思」は思うことに関係しています。
部首を見ると漢字の意味を想像しやすい
部首は、漢字の意味を予想するヒントになることがあります。
もちろん、すべての漢字が単純に意味で分けられるわけではありませんが、「心」が入っている漢字を見ると、「気持ち」や「心の動き」とつながっていそう、と感じるものが多いです。
こうした共通点を知っておくと、漢字を覚えるときにも役立ちます。
「心」が入る漢字には共通したイメージがある
「心」が入る漢字には、目に見えない気持ちや考えに関係するものが多いという共通点があります。
ただ形を覚えるだけではなく、「この漢字は心に関係する意味なんだな」とイメージで覚えると、記憶にも残りやすくなります。
心を部首に持つ漢字の特徴
気持ちや感情に関係する漢字が多い
心を部首にもつ漢字には、気持ちや感情を表すものがたくさんあります。
たとえば、「悲」は悲しみ、「怒」は怒り、「恋」は恋する気持ち、「念」は心の中で強く思うことを表します。
どれも、人の気持ちとつながりがある漢字ですね。
考える・感じる・思うことに関係する漢字も多い
心の部首をもつ漢字は、感情だけではなく、「考える」「感じる」「意識する」といった心のはたらきにも関係しています。
「思」「忘」「意」などは、その代表的な例です。
このように、心の部首をもつ漢字は、心の動き全体に広く関わっていると考えるとわかりやすいです。
意味のまとまりで覚えるとわかりやすい
漢字をひとつずつバラバラに覚えるよりも、「心の部首がある漢字は、気持ちや考えと関係しやすい」とまとめて覚えるほうが、初心者にはやさしい覚え方です。
意味のまとまりで見ると、漢字の形にも少しずつ親しみがわいてきます。
心は漢字の中で形が変わる

心(そのままの形)
「心」は、漢字の中でそのままの形で使われることがあります。
たとえば「思」などの漢字では、下の部分に「心」が見える形で入っています。
元の字が見えやすいので、初心者にも比較的わかりやすい形です。
忄(りっしんべん)
「心」は、漢字の左側に入ると「忄」の形になることがあります。これが「りっしんべん」です。
たとえば、「忙」「快」「情」「怖」などに入っている形ですね。
見た目は少し変わりますが、もとは「心」です。気持ちや心の動きに関係する漢字が多いことも、共通したポイントです。
⺗・心(したごころ)
「心」が漢字の下に入ると、「したごころ」と呼ばれることがあります。
たとえば、「思」「意」「忍」「恩」などに見られる形です。
字によって見え方に少し違いはありますが、下に入った「心」の形だと考えると整理しやすいです。
形が変わっても元は同じ「心」の仲間
大切なのは、形が変わっても元は同じ「心」だということです。
見た目だけで別のものと思ってしまうと混乱しやすいですが、「左にあるときはりっしんべん」「下にあるときはしたごころ」と考えると、ぐっと覚えやすくなります。
「りっしんべん」は部首名?それとも形の名前?
りっしんべんは左側にある形の呼び名
「りっしんべん」は、漢字の左側にある「忄」の形の呼び名です。
つまり、これは位置と形に注目した言い方です。
「へん」という言葉がついていることからも、左側にあるパーツの名前だとわかります。
部首としては「心」に分類されることが多い
見た目では「りっしんべん」と呼ばれていても、一般的な辞書や学校学習では、部首として「心」に分類されることが多いです。
そのため、「この漢字の部首は何?」と聞かれたときに、「りっしんべん」と答えると、教材や出題意図によっては正解にならないことがあります。
初心者のうちは、「部首としては心、形の名前はりっしんべん」と分けて覚えると整理しやすいです。
見た目の名前と部首名は同じとは限らない
ここは少しややこしいですが、とても大切なポイントです。
見た目の名前は、漢字のどこにあるかを説明するためのもの。部首名は、漢字を分類するときの名前です。
この2つを分けて考えられるようになると、漢字の問題がぐっと解きやすくなります。
「したごころ」とは?
下に「心」が入る形をしたごころという
「したごころ」は、漢字の下に「心」が入る形の呼び名です。
「りっしんべん」と同じく、こちらも位置による呼び方です。
下のほうに「心」があるから「したごころ」と覚えると、イメージしやすいですね。
したごころになるときの見え方
「したごころ」は、漢字によって少し見え方が変わることがありますが、心の形が下に入っている点は同じです。
たとえば「思」「恩」「意」などを見ると、下の部分に心の形が入っていることがわかります。
りっしんべんとの違いと見分け方
りっしんべんとの大きな違いは、入っている位置です。
- 左側にあるなら、りっしんべん
- 下にあるなら、したごころ
このように整理すると、とてもわかりやすいです。
どちらも元の形は「心」と考えられるので、見た目が違っても関連するグループとして覚えるとわかりやすいです。
心を部首に持つ仲間の漢字一覧

よく使う漢字の例
心を部首にもつ漢字には、日常でよく使うものがたくさんあります。
たとえば、次のような漢字があります。
- 思
- 怒
- 悲
- 忘
- 恩
- 急
- 情
- 忙
- 快
- 意
ふだん何気なく使っている漢字にも、心の部首が入っているものが意外と多いですね。
学校でも見かけやすい漢字の例
学校の漢字ドリルやテストでも、「心」に関係する漢字はよく出てきます。
とくに「思う」「忘れる」「急ぐ」「悲しい」など、意味が身近な漢字は覚えやすいので、部首とあわせて確認しておくと安心です。
それぞれの漢字の意味をやさしく確認
ただ漢字を並べるだけでなく、それぞれの意味をやさしく確認しておくと、ぐっと理解しやすくなります。
- 思:心の中で考える
- 怒:腹が立つ気持ち
- 悲:かなしい気持ち
- 忘:心にとめていたことが抜ける
- 恩:ありがたい気持ち
- 情:人への思いやりや気持ち
このように見ると、「心」に関係する意味をもつことがよくわかります。
心を部首に持つ漢字の例を見てみよう
思
「思」は、田の下に心がある形です。
心の中で考える、思い浮かべるという意味があり、心のはたらきとつながりが深い漢字です。
怒
「怒」は、感情が強く動く様子を表す漢字です。
怒るという意味そのものが、心の動きと結びついています。
悲
「悲」は、悲しみや切ない気持ちを表します。
感情を表すとてもわかりやすい例なので、心の部首の仲間として覚えやすい漢字です。
忘
「忘」は、覚えていたことを思い出せなくなることを表します。
これも、心の中の記憶や意識に関係する漢字だと考えると理解しやすいです。
恩
「恩」は、ありがたさや受けた親切を大切に思う気持ちを表します。
人の心に関係するやさしい意味をもつ漢字ですね。
急
「急」は、急ぐ、あわてるなどの意味があります。
心が落ち着かず、はやく動こうとする感じともつながりがあり、心のはたらきに関係する漢字として覚えやすいです。
心の部首を覚えるコツ
元の形は「心」と考える
いちばん大切なコツは、見た目が変わっても元の形は「心」だと考えることです。
「忄」を見たら「これは心の変化した形かも」と思えるようになると、部首の問題がぐっとラクになります。
気持ちに関係する漢字をセットで覚える
「悲」「怒」「情」「快」など、気持ちに関係する漢字をまとめて覚えるのもおすすめです。
意味とセットで覚えると、ただの暗記になりにくく、自然に頭に入りやすくなります。
左ならりっしんべん、下ならしたごころと整理する
形の名前を整理すると、さらに覚えやすくなります。
- 左にあるときは、りっしんべん
- 下にあるときは、したごころ
- 元の部首としては、心
この3つをセットで覚えておくと安心です。
辞書や漢字ドリルではどう調べる?

部首さくいんでは「心」で探すのが基本
辞書で調べるときは、まず部首さくいんで「心」を確認してみると見つけやすいことがあります。
見た目がりっしんべんになっている漢字でも、辞書によっては「心」の部首で探せることがあります。
画数とあわせて調べると見つけやすい
辞書では、部首だけでなく画数もあわせて使うと見つけやすくなります。
「部首はわかったけれど、候補が多くて探しにくい」というときは、残りの画数も確認してみましょう。
迷ったときは漢字の意味にも注目する
調べる途中で迷ったときは、その漢字がどんな意味をもつかを考えてみるのもおすすめです。
気持ちや感情、考えに関係していそうなら、「心」の仲間かもしれないと予想しやすくなります。
テストで間違えやすいポイント
「りっしんべん」と答えてしまう
よくあるのが、部首を聞かれているのに「りっしんべん」と答えてしまうパターンです。
もちろん、形の名前としては間違いではありませんが、部首名を答える問題では「心」が正解になることがあります。
位置の名前と部首名を混同してしまう
「へん」「つくり」などの呼び方と、部首の名前がごちゃごちゃになることもよくあります。
問題文が「部首を答えましょう」なのか、「何へんですか」なのかをしっかり読むことが大切です。
見た目が違うだけで別の部首だと思ってしまう
「忄」やしたごころを見て、「心とは別物かも」と感じてしまう人も多いです。
でも、見た目が変わっているだけで、元の形は同じ「心」だと考えると、落ち着いて答えやすくなります。
よくある質問Q&A
心の部首は本当に「心」でいいの?
一般的な学習や辞書の考え方では、「心」と考えてよいことが多いです。
漢字そのものの「心」は「心」の部首として扱われ、心から形が変わった部品をもつ漢字も、「心」に関連する部首として学ぶことがあります。
りっしんべんも同じ仲間なの?
はい、りっしんべんは「心」が左側に入ったときの形です。
見た目は少し変わりますが、元は同じ心の仲間だと考えて大丈夫です。
したごころも「心」の部首に入るの?
はい、したごころも心の仲間です。
下に入ったときの呼び方が「したごころ」なので、位置の名前として覚えるとわかりやすいです。
「思」や「悲」も同じように考えていいの?
はい、基本的には同じように考えて大丈夫です。
これらの漢字も、心に関係する意味をもち、心の部首の仲間として学ぶことができます。
まとめ
一般的な辞書や学校学習では、「心」の部首は「心」と考えられます。
そして、漢字の中では形が変わって、りっしんべんやしたごころとして使われることがあります。
見た目が変わると少し難しく感じますが、元の形は同じ「心」だと考えると、ぐっとわかりやすくなります。
心に関係する漢字には、感情や気持ち、考えに結びつくものが多いため、意味とあわせて覚えると理解しやすくなります。
部首・りっしんべん・したごころの関係をやさしく整理できれば、漢字の学習やテスト、辞書での調べものも、きっと今よりスムーズになりますよ。
