「もとより」の言い換え一覧|意味・使い方と「もともと」「もちろん」との違い

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「もとより」の意味や言い換えを示した図解 身近な疑問

「もとより」という言葉を見て、「別の言葉に言い換えると何になるの?」「もともとやもちろんと何が違うの?」と迷ったことはありませんか。

「もとより」は、文脈によって「もともと」「最初から」「もちろん」「当然」「言うまでもなく」などに言い換えられます。

ただし、どの言葉にもそのまま置き換えられるわけではありません。

この記事では、「もとより」の意味や言い換え表現、正しい使い方を例文とともにわかりやすく解説します。

ビジネスでの使い方や「もともと」「もちろん」との違いについても紹介するので、「もとより」を自然に使いたい方は参考にしてください。

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  1. 「もとより」の言い換えは?意味別に一覧で紹介
    1. 「初めから」の意味なら「もともと・最初から・以前から」
    2. 「当然」の意味なら「もちろん・当然」
    3. 「言うまでもなく」の意味なら「言うまでもなく・無論」
    4. 「本来」という意味なら「本来・元来」
  2. 「もとより」の意味は大きく2つ
    1. ①「初めから・以前から」という意味
    2. ②「言うまでもなく・もちろん」という意味
  3. 「もとより」の正しい使い方と例文
    1. 「AはもとよりBも」の使い方
    2. 「初めから」の意味で使う例文
    3. 「当然」の意味で使う例文
  4. 「もとより」と「もともと」の違い
  5. 「もとより」と「もちろん」の違い
  6. 「もとより」と「当然」の違い
  7. 「元より」と「もとより」はどちらが正しい?
  8. 「もとより」のビジネスでの使い方
    1. ビジネスメールで使う例文
    2. 案内文・説明文で使う例文
    3. 目上の人に使っても失礼ではない?
  9. 「もとより」を使うときの注意点
    1. 日常会話では堅く聞こえることがある
    2. 「もとより」を使いすぎない
    3. すべての類義語に置き換えられるわけではない
  10. 「もとより」を英語で言うと?
  11. 「もとより」の対義語は?
  12. 子どもにもわかる「もとより」の意味
  13. 「もとより」に関するよくある質問
    1. 「もとより」は古い言葉ですか?
    2. 「もとより」は話し言葉でも使えますか?
    3. 「もとより」と「そもそも」は同じですか?
  14. 「もとより」の意味・言い換えまとめ

「もとより」の言い換えは?意味別に一覧で紹介

「もとより」の意味別に主な言い換えを整理した表

「もとより」は、使われている文脈によって言い換え方が変わります。

代表的な言い換えをまとめると、次のようになります。

「もとより」が表す意味 主な言い換え
初めから もともと・最初から・以前から
本来 本来・元来
当然 当然・もちろん
言うまでもなく 言うまでもなく・無論

たとえば、

「彼の実力はもとより知っていた」

という文章であれば、

「彼の実力は以前から知っていた」

「彼の実力はもともと知っていた」

などに言い換えられます。

一方、

「国内はもとより、海外でも人気がある」

という場合は、

「国内はもちろん、海外でも人気がある」

「国内は言うまでもなく、海外でも人気がある」

という言い換えが自然です。

このように、「もとより」が何を意味しているのかを確認してから言い換えることが大切です。

「初めから」の意味なら「もともと・最初から・以前から」

「もとより」が「初めから」「以前から」という意味で使われている場合は、「もともと」「最初から」「以前から」が自然な言い換えです。

例文:

「そのことはもとより承知していました。」

言い換えると、

「そのことは以前から承知していました。」

「そのことは最初から知っていました。」

となります。

日常会話では、「もとより」よりも「もともと」や「以前から」の方がやわらかく聞こえることが多いでしょう。

「当然」の意味なら「もちろん・当然」

「もとより」が、あることを当然のものとして示す場合は、「もちろん」「当然」と言い換えられます。

たとえば、

「安全性はもとより、使いやすさにも配慮しています。」

は、

「安全性はもちろん、使いやすさにも配慮しています。」

と言い換えることができます。

「もちろん」の方が会話でも使いやすく、「もとより」の方がやや改まった印象になります。

「言うまでもなく」の意味なら「言うまでもなく・無論」

「AはもとよりBも」という形では、「言うまでもなく」「無論」といった言葉にも言い換えられます。

たとえば、

「彼は英語はもとより、中国語も話せます。」

は、

「彼は英語は言うまでもなく、中国語も話せます。」

という意味です。

「Aについては当然として、それだけでなくBも」という広がりを持たせる表現として使われます。

「本来」という意味なら「本来・元来」

「もとより」が、その物事の本来の状態や性質を示す場合には、「本来」「元来」と言い換えられることがあります。

文章の内容によっては、「元来そのような性質を持っている」「本来そうである」というニュアンスになります。

ただし、「元来」もやや書き言葉寄りの表現です。

普段の会話であれば、「もともと」と言い換えた方が自然な場合もあります。

「もとより」の意味は大きく2つ

「もとより」の2つの意味と使い方を比較した図

「もとより」には、大きく分けて2つの意味があります。

一つは「初めから・以前から」、もう一つは「言うまでもなく・もちろん」という意味です。

同じ「もとより」でも、文章によって意味が変わるため注意しましょう。

①「初めから・以前から」という意味

一つ目は、「初めから」「以前から」「もともと」という意味です。

たとえば、

「彼の考えはもとより分かっていた。」

という文章では、

「彼の考えは以前から分かっていた。」

という意味になります。

この場合の「もとより」は、ある状態が以前から続いていたことを表しています。

②「言うまでもなく・もちろん」という意味

二つ目は、「言うまでもなく」「もちろん」という意味です。

たとえば、

「この店は地元ではもとより、県外からも多くの人が訪れます。」

という文章では、

「地元ではもちろん、県外からも多くの人が訪れます。」

という意味になります。

この使い方では、ある事柄を当然の前提としたうえで、さらに別の事柄を加えるニュアンスがあります。

「もとより」の正しい使い方と例文

「AはもとよりBも」の意味と使い方を示した図解

「もとより」は、日常会話よりも文章や改まった場面で使われることが多い表現です。

特に「AはもとよりBも」という形はよく使われます。

「AはもとよりBも」の使い方

「AはもとよりBも」は、

「Aはもちろんのこと、さらにBも」

という意味を表します。

例文:

「彼は英語はもとより、中国語も話せます。」

「この商品は品質はもとより、デザインにもこだわっています。」

「若者はもとより、幅広い世代から支持されています。」

「味はもとより、店内の雰囲気も魅力です。」

Aの内容については当然のものとして扱い、さらにBまで含まれることを強調できます。

「初めから」の意味で使う例文

「もとより」を「初めから」「以前から」という意味で使うこともできます。

例文:

「その話はもとより承知していました。」

「成功が簡単ではないことは、もとより分かっていました。」

「彼にそのつもりがないことは、もとより承知していた。」

このような使い方では、「すでに知っていた」「初めから分かっていた」という意味になります。

「当然」の意味で使う例文

「当然」「言うまでもなく」という意味を含ませたい場合にも使われます。

例文:

「安全性はもとより、使いやすさにも十分配慮しています。」

「価格はもとより、品質についても比較する必要があります。」

「お客様はもとより、従業員にとっても快適な環境を目指しています。」

特にビジネス文書や商品説明などでは使いやすい表現です。

「もとより」と「もともと」の違い

「もとより」と「もともと」の使い分けを比較した図

「もとより」と「もともと」はよく似ていますが、使われる場面に違いがあります。

「もともと」は、日常会話でも自然に使える一般的な表現です。

たとえば、

「私はもともと東京に住んでいました。」

「この建物はもともと学校でした。」

といった使い方ができます。

一方で、「もとより」はやや硬く、文章や改まった場面で使われる傾向があります。

「その件については、もとより承知しております。」

のように使うと、落ち着いた丁寧な印象になります。

日常会話で「初めから」という意味を伝えたいのであれば、「もともと」の方が自然なことが多いでしょう。

「もとより」と「もちろん」の違い

「もとより」と「もちろん」も似た意味を持つ言葉です。

ただし、「もちろん」は「当然である」「言うまでもない」という意味を表す言葉で、日常会話でも頻繁に使われます。

たとえば、

「もちろん参加します。」

「もちろん知っています。」

といった使い方です。

一方、「もとより」には「もちろん」という意味だけでなく、「初めから」「以前から」という意味もあります。

また、

「国内はもとより、海外でも人気があります。」

のように、「AだけでなくBも」という広がりを示す場面でよく使われます。

会話では「もちろん」、文章や改まった表現では「もとより」が自然になる場合が多いと覚えておくと分かりやすいでしょう。

「もとより」と「当然」の違い

「当然」も「もとより」の言い換えとして使える場合がありますが、文章の印象には違いがあります。

「当然」は、あることが当たり前であると直接的に示す言葉です。

たとえば、

「安全なのは当然です。」

という文章は、かなりはっきりとした言い方になります。

一方、

「安全性はもとより、使いやすさにも配慮しています。」

とすると、やや改まった文章になり、「安全性は当然のこととして、それだけでなく使いやすさにも配慮している」というニュアンスになります。

そのため、「当然」と「もとより」はいつでも同じように置き換えられるわけではありません。

「元より」と「もとより」はどちらが正しい?

「もとより」は「元より」と漢字で書かれることがあります。

「元より」と「もとより」は、基本的には同じ読み方・意味で使われます。

「元」には「もと」「はじめ」という意味があるため、「元より」と書けば「初めから」「以前から」という意味が分かりやすくなります。

一方、現在の一般的な文章では「もとより」とひらがなで書いても問題ありません。

漢字にするかひらがなにするか迷った場合は、文章全体の読みやすさを考えて選ぶとよいでしょう。

特に、漢字が多い文章では「もとより」とひらがなにした方が読みやすくなる場合があります。

「もとより」のビジネスでの使い方

「もとより」は改まった印象を持つため、ビジネス文書や案内文とも相性のよい言葉です。

ただし、難しい言葉を使えば丁寧になるというわけではありません。

相手に伝わりやすいかどうかも考えて使いましょう。

ビジネスメールで使う例文

「品質はもとより、アフターサービスの充実にも努めてまいります。」

「お客様のご要望はもとより、市場の変化にも柔軟に対応してまいります。」

「その件につきましては、もとより承知しております。」

このように、「当然重視しているものに加えて、さらに別のものも重視している」という場面で使いやすい表現です。

案内文・説明文で使う例文

「地域のお客様はもとより、遠方からお越しのお客様にもご利用いただいております。」

「機能性はもとより、デザイン性にも優れた商品です。」

「初心者はもとより、経験者にも使いやすい設計となっています。」

商品紹介やサービス説明では、「AだけでなくBも」という魅力を伝える表現として使えます。

目上の人に使っても失礼ではない?

「もとより」という言葉そのものが、目上の人に対して失礼になるわけではありません。

むしろ、改まった文章でも使われる表現です。

ただし、

「それはもとより知っています。」

などと言うと、文脈によっては「そんなことは当然知っている」という強い印象を与える場合があります。

相手に対して直接使うときは、言葉そのものよりも文章全体のニュアンスに注意しましょう。

「もとより」を使うときの注意点

「もとより」を使うときの3つの注意点を示した図

「もとより」は便利な表現ですが、どの場面でも使えばよいわけではありません。

特に注意したいのは、文章が必要以上に硬くなることです。

日常会話では堅く聞こえることがある

友人との会話で、

「そのことはもとより知っているよ。」

と言うより、

「そのことはもともと知っているよ。」

とした方が自然です。

会話では「もともと」「もちろん」、文章では「もとより」と使い分けると違和感が少なくなります。

「もとより」を使いすぎない

「もとより」は文章に落ち着いた印象を与えますが、何度も繰り返すと堅苦しく感じられることがあります。

同じ文章の中では、「もちろん」「もともと」「言うまでもなく」なども使い分けると読みやすくなります。

すべての類義語に置き換えられるわけではない

「もとより」には複数の意味があるため、似ている言葉なら何でも置き換えられるわけではありません。

たとえば、「そもそも」は話の出発点や根本的な部分に立ち返るときに使われる言葉です。

「もとより」と意味が近く感じられる場合もありますが、完全な同義語ではありません。

文章全体の意味を確認してから言い換えることが大切です。

「もとより」を英語で言うと?

「もとより」を英語にするときは、日本語の文章でどの意味として使われているかによって表現を変える必要があります。

「当然」「もちろん」という意味であれば、

of course

が使える場合があります。

一方、「初めから」という意味であれば、

from the beginning

「もともと」という意味であれば、

originally

などが適する場合があります。

そのため、「もとより=必ずof course」と覚えてしまうと、文章によっては意味が合わなくなることがあります。

日本語の「もとより」が何を表しているのかを確認してから訳しましょう。

「もとより」の対義語は?

「もとより」には、すべての意味に対応する一つの明確な対義語があるわけではありません。

「初めから」「当然」「言うまでもなく」など複数の意味を持っているため、反対の内容を表したい場合も文脈によって表現が変わります。

そのため、「もとより」の対義語を一語だけ覚えるよりも、その文章の中で「もとより」がどの意味で使われているのかを理解することが重要です。

子どもにもわかる「もとより」の意味

「もとより」は、少しかたい言い方ですが、

「最初から」

「もともと」

「もちろん」

といった意味で使われる言葉です。

たとえば、

「このゲームは日本はもとより、海外でも人気があります。」

という文章は、

「このゲームは日本ではもちろん、海外でも人気があります。」

という意味です。

また、

「そのことはもとより知っていました。」

なら、

「そのことは前から知っていました。」

という意味になります。

文章によって意味が少し変わる言葉だと覚えておくとよいでしょう。

「もとより」に関するよくある質問

「もとより」は、古い文章でも使われてきた言葉ですが、現在でも使われています。

「もとより」は古い言葉ですか?

「もとより」は、古い文章でも使われてきた言葉ですが、現在でも使われています。

ただし、日常会話では少しかたい印象があります。

ビジネス文書や説明文、新聞・書籍などでは現在でも見かける表現です。

「もとより」は話し言葉でも使えますか?

話し言葉で使っても間違いではありません。

ただし、普段の会話では「もともと」「もちろん」「前から」などに言い換えた方が自然な場合が多いでしょう。

相手や場面に応じて使い分けることが大切です。

「もとより」と「そもそも」は同じですか?

「もとより」と「そもそも」は、完全に同じ意味ではありません。

「そもそも」は、

「そもそも、なぜこの計画を始めたのか。」

のように、物事の始まりや根本に立ち返るときによく使われます。

一方、「もとより」は「初めから」「もちろん」「言うまでもなく」という意味を表します。

そのため、文章によっては置き換えられません。

「もとより」の意味・言い換えまとめ

「もとより」は、「初めから」「以前から」という意味と、「言うまでもなく」「もちろん」という意味を持つ言葉です。

言い換える場合は、文脈に応じて、

「もともと」

「最初から」

「以前から」

「もちろん」

「当然」

「言うまでもなく」

「無論」

「本来」

などを使い分けます。

特に「AはもとよりBも」という表現は、「Aはもちろんのこと、さらにBも」という意味で、ビジネス文書や説明文でもよく使えます。

一方で、日常会話では「もともと」や「もちろん」の方が自然なことも少なくありません。

「もとより」を使ったり言い換えたりするときは、単語だけを見るのではなく、文章の中で「初めから」という意味なのか、「もちろん」という意味なのかを確認することが大切です。

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